(仮訳)アルゼンチンにおいてPeriplaneta fuliginosaに生じたHerpomyces属1新種
Gutierrez, AC. et al., 2020. A new species of Herpomyces (Laboulbeniomycetes: Herpomycetales) on Periplaneta fuliginosa (Blattodea: Blattidae) from Argentina. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/00275514.2020.1726134 [Accessed May 30, 2021] 【R3-08459】2021/5/30投稿

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3行まとめ

アルゼンチンにおいてゴキブリの一種、Periplaneta fuliginosaに見出された寄生菌を検討し、Herpomyces spegazziniiとして新種記載した。
幼虫と成虫の触角にのみ菌体が見出された。
本種はITS領域に基づく分子系統解析でH. shelfordellaeと姉妹群を形成した。
Argentina, Buenos Aires Province, La Plata

(新種)

Herpomyces spegazzinii A.C. Gut. & D. Haelew.
語源…イタリア生まれのアルゼンチンの植物学者および菌学者、Carlos Luis Spegazzini博士に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Herpomyces shelfordellae
同じゴキブリ科昆虫を宿主とする
宿主の触角に生じる
菌体の二次軸に無色のシールドを伴う
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりアルゼンチンではなくハンガリー、ポーランド、米国などに分布する
本種と異なりPeriplaneta fuliginosaではなくShelfordella lateralisのみを宿主とする
本種より雄の菌体が短い
本種と異なり”antheridia”の数が最大9ではなく2
本種と異なり菌体の二次軸に伴うシールドが非対称形で2裂するのではなく単裂
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される