(仮訳)インド産のヘリトリモジゴケ属地衣1新種
Dubey, U., Upreti, DK. & Nayaka, S. 2010. A new species of Leiorreuma Eschw. from India. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/new-species-of-leiorreuma-eschw-from-india/A8DF61F627AC6A97A2B3D93F172E4E2E [Accessed April 6, 2017].
【R3-03905】2017/04/06投稿

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3行まとめ

インド、アルナーチャル・プラデーシュ州において樹皮に生じた痂状地衣の一種を検討し、Leiorreuma subpatellulumとして新種記載した。
本種は子器が円形~リレラ状で果殻が完全に炭化し、子嚢胞子が褐色で一端が先細りになり、6-12室からなることなどで特徴づけられた。
本種は形態的に類似する種とは果殻が良好に発達し全体が炭化する点や、子嚢胞子の小室数などで区別された。
India, Arunachal Pradesh, Upper Siang District, Jengging, near circuit house

(新種)

Leiorreuma subpatellulum Dubey, Upreti & Nayaka
語源…Leiorreuma patellulum類似の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Leiorreuma patellulum
果殻が良好に発達する
リレラの側面のみが”thalline layer”に覆われる
本種と異なりインドではなく南米などに分布する
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり地衣成分を含まないのではなくノルスチクチン酸を含む
本種と異なり子嚢胞子が6-12室ではなく12-18室からなる
Leiorreuma exaltatum
インドに分布する
本種と異なり果殻の発達が乏しい
本種と異なりリレラが埋生する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子が6-12室ではなく4-6室からなる
Leiorreuma melanostalazans
インドに分布する
本種と異なり果殻の発達が乏しい
本種と異なりリレラが埋生する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子が6-12室ではなく7-9室からなる
Leiorreuma nornotaticum
本種と異なり果殻の発達が乏しい
Leiorreuma dilatatum
本種と異なり果殻の発達が乏しい
Leiorreuma sericeum
本種と異なり果殻の発達が乏しい
Leiorreuma ellipticum
本種と異なり果殻の発達が乏しい
Leiorreuma lyellii
本種と異なり果殻の発達が乏しい
Thecographa spp.
同じモジゴケ科に含まれる
果殻が良好に発達する
本種と異なりリレラの側面のみが”thalline layer”に覆われるのではなく完全に覆われない
Thecaria spp.
同じモジゴケ科に含まれる
果殻が良好に発達する
本種と異なり子器盤が通常窪む
本種と異なり子嚢胞子が石垣状
本種と異なりリレラの側面のみが”thalline layer”に覆われるのではなく頂部まで覆われる
Phaeographis fusca
リレラのサイズが類似している
リレラの形状が類似している
果殻が良好に発達する
本種と異なり子嚢胞子が石垣状
Phaeographis lepreiurii
リレラのサイズが類似している
リレラの形状が類似している
果殻が良好に発達する
本種と異なり子実層に油滴が散在しない
本種と異なり果殻基部が炭化しない
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子が6-12室ではなく6室からなる
Phaeographis patagonia
リレラのサイズが類似している
リレラの形状が類似している
果殻が良好に発達する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子が6-12室ではなく6室からなる
本種と異なり子器側において果殻の発達が乏しい
Phaeographis lobata
リレラのサイズが類似している
リレラの形状が類似している
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子の色が類似している
子嚢胞子の形状が類似している
本種と異なりリレラが卵形
本種と異なり果殻全体が炭化するのではなく頂部のみが炭化する
Platygramme reticulata
果殻基部が炭化する
地衣成分が類似している
果殻が良好に発達する
本種と異なり頂部が楔形
本種と異なり子嚢胞子が石垣状