(仮訳)中国産のキツネノカラカサ属1新種
Wang, H-C. & Yang, Z-L. 2005. A new species of Lepiota (Agaricaceae, Basidiomycetes) from China. Mycotaxon. Available at: http://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/94/94-51.html [Accessed October 24, 2020] 【R3-07805】2020/10/24投稿

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3行まとめ

中国雲南省において腐朽材に生じた菌を検討し、Lepiota catenariocystidiataとして新種記載した。
本種は傘が類白色~帯灰色で中央部が帯桃色、小鱗片を伴い、担子胞子が滴形で、縁シスチジアが鎖生することなどで特徴づけられた。
本種は担子胞子の形状と小鱗片が毛状被からなることからOvisporae節に含まれるとみられた。
中国雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州勐臘県勐崙鎮

(新種)

Lepiota catenariocystidiata Han C. Wang & Zhu L. Yang
語源…鎖生するシスチジアの(縁シスチジアの位置から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lepiota felina
本種と子実体の色が異なる
本種と担子胞子の形状が異なる
本種と縁シスチジアの形状が異なる
Lepiota pseudolilacea
本種と子実体の色が異なる
本種と異なり担子胞子が滴形ではなく楕円形~長楕円形
本種と異なり担子胞子に顕著な胞子盤を有するのではなく稀である
本種と縁シスチジアの形状が異なる
Lepiota pseudohelveola
本種と子実体の色が異なる
本種と異なり担子胞子が滴形ではなく楕円形~長楕円形
本種と異なり担子胞子に顕著な胞子盤を有するのではなく稀である
本種と縁シスチジアの形状が異なる
Lepiota plumbicolor
アジアに分布する
担子胞子の形態が非常に類似している
本種と異なり中国ではなくスリランカなどに分布する
本種と異なり傘表面の小鱗片が帯黒紫色
本種と異なり縁シスチジアが棍棒状円筒形
本種と異なり傘表皮小鱗片の末端細胞が鈍頭の棍棒形