(仮訳)アラスカ産のRamboldia cinnabarinaを宿主とするLlimoniella属新種
Pérez-Ortega, S., Etayo, J. & Spribille, T., 2011. A new species of Llimoniella (Ascomycota, Helotiales) on Ramboldia cinnabarina from Alaska. The Lichenologist. Available at: http://journals.cambridge.org/production/action/cjoGetFulltext?fulltextid=8280205 [Accessed August 22, 2015].
【R3-02127】2015/08/23投稿

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3行まとめ

アラスカにおいてRamboldia cinnabarinaの粉芽塊に発生した地衣生菌の一種を検討し、Llimoniella cinnabarinaeとして新種記載した。
本種は子嚢果が埋生~表在性で帯褐橙色の色素を含み、子嚢胞子が無隔壁で、側糸の頂部が膨大することなどで特徴づけられた。
本種は色素や呈色反応の特徴から、L. phaeophysciaeグループに近縁であることが示された。
USA, Alaska, Matanuska-Susitna Borough, Denali National Park, Tokositna River below terminus of Tokositna Glacier, west bank of river

(新種)

Llimoniella cinnabarinae Pérez-Ortega, Etayo & T. Sprib.
語源…(明記されていないが)Ramboldia cinnabarina
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Llimoniella heppiae
同じLlimoniella phaeophysciaeグループに含まれる
子嚢果に帯褐橙色の色素を含む
側糸の頂部が膨大する
側糸の頂部に顕著な色素の帽を伴う
本種と異なりRamboldia cinnabarinaではなくHeppia despreauxiiを宿主とする
本種と異なり子嚢の頂部が平ら
本種より子嚢胞子が短い
本種より子嚢胞子の幅が広い
本種と異なり子嚢胞子が狭楕円形~紡錘形で通常屈曲するのではなく不規則な楕円形で直線状~僅かに屈曲する