(仮訳)アルゼンチン北部産のホウライタケ属新種
Lechner, B. & Papinutti, L., 2011. A new species of Marasmius from northern Argentina. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000118/00000001/art00029 [Accessed June 8, 2016].
【R3-02997】2016/06/08投稿

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3行まとめ

アルゼンチン北部の森林においてリター上に群生した菌を検討し、Marasmius tyriusとして新種記載した。
本種は傘が紫色で襞に襟帯を有し、縁シスチジアに二型を有し、傘表皮がSiccus型の箒状細胞からなることなどで特徴づけられた。
形態に基づき本種をMarasmiusSicciformes亜節に含めた。
Argentina, Chaco, Colonia Benítez

(新種)

Marasmius tyrius B.E. Lechner & Papinutti
語源…テュロス(紫)の(子実体の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Marasmius marthae
本種と異なり腐朽葉ではなく材片に発生する
本種と異なり傘が紫赤色
本種と異なり柄が栗褐色で頂部が類白色~クリーム色なのではなく成熟時黒色
本種より担子胞子がやや長い
Marasmius rubromarginatus
本種と異なり傘が紫色で縁部が淡紫色、中央部が淡褐色ではなく洋紅紫色~褐赤色
本種と異なり襞の数がおよそ17ではなく11-15
本種より襞の間隔が疎
本種より担子胞子が長い
Marasmius sanguirotalis
本種と異なり腐朽葉ではなく枝や木質基質に発生する
本種と異なり傘が紫色で縁部が淡紫色、中央部が淡褐色ではなく暗紫色
本種と異なり襞の数がおよそ17ではなく11-13
本種と異なり襞の間隔がやや疎ではなく疎
本種より担子胞子がずっと長い
Marasmius purpureobrunneolus
本種と異なりアルゼンチンではなくインドネシアなどに分布する
本種と異なり傘が紫色で縁部が淡紫色、中央部が淡褐色ではなく帯赤褐色~帯紫褐色
本種と異なり襞の数がおよそ17ではなく9-14
本種より襞の間隔が疎
Marasmius iodactylus
同じSicciformes亜節に含まれる
傘が紫色
本種と異なりアルゼンチンではなくブラジルなどに分布する
本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい
Marasmius izonetae
同じSicciformes亜節に含まれる
傘が紫色
本種と異なりアルゼンチンではなくブラジルなどに分布する
本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい
Marasmius violeorotalis
同じMarasmius節に含まれる
双子葉植物木本の葉に発生する
傘が紫色
本種と異なりSicciformes亜節ではなくMarasmius亜節に含まれる
本種より襞の間隔が疎
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり傘表皮の細胞がSiccus型ではなくRotalis