(仮訳)アフリカ産のMelanotopelia属1新種
Sérusiaux, E. et al., 2009. A new species of Melanotopelia (Graphidaceae) from Africa. The Lichenologist. Available at: http://journals.cambridge.org/abstract_S0024282909008718 [Accessed December 27, 2016].
【R3-03605】2016/12/27投稿

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3行まとめ

ルワンダおよびレユニオンで採集された痂状地衣の一種を検討し、Melanotopelia africanaとして新種記載した。
本種は樹皮およびコケ上に発生し、子器が類球形~樽形で点状の孔口を有し、子嚢胞子が無色楕円形石垣状で、スチクチン酸類を含むことなどで特徴づけられた。
また、レユニオン新産種としてTopeliopsis muscigenaを報告した。
Rwanda, Southern Province, Nyungwe National Park, Rwasenkoko swamp, along the road Butare-Cyangugu

(新種)

Melanotopelia africana Sérus., Brand, Ertz, Eb. Fischer, Killmann & Van den Boom
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【よく似た種との区別】
Melanotopelia rugosa
地衣成分としてスチクチン酸類を含む
本種と異なりルワンダおよびレユニオンではなくタスマニアなどに分布する
本種と異なり樹皮およびコケ上ではなく土壌やピートなどに生じる
本種より子器のサイズが大きい
本種より子器の孔口のサイズがずっと大きい
本種と異なり子器表面が顕著な皺状
本種と異なり子器に幼時白色の粉霜を伴う
Melanotopelia toensbergii
子器に点状の孔口を有する
子器表面が皺状でない
子器表面に粉霜を欠く
本種と異なりルワンダおよびレユニオンではなく北米西部などに分布する
本種と異なり沿岸域に分布する
本種と異なりErica属およびマキ属植物ではなくThuja plicataなどを宿主とする
本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸類ではなくプロトセトラル酸類を含む

(レユニオン新産種)

Topeliopsis muscigena (Stizenb.) Kalb
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