2021年1月6日 （仮訳）チベット高原産のNephroma属1新種 Tian, Q. et al., 2011. A new species of Nephroma (Nephromataceae) from the Tibetan Plateau. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2011/00000115/00000001/art00033 [Accessed January 6, 2021] 【R3-08028】2021/1/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 中国四川省のチベット高原で採集された地衣の一種を検討し、Nephroma flavorhizinatumとして新種記載した。 本種は小裂片が葉縁および葉央に生じ、偽根の基部が黄金色、髄層が白色～黄金色であり、独特な地衣成分を含むことなどで特徴づけられた。 本種は偽根を有する同属3種とは髄層の色のほか、葉央の小裂片の有無や子嚢胞子の形態などで区別された。 中国四川省カンゼ・チベット族自治州理塘県 （新種） Nephroma flavorhizinatum Q. Tian & H.Y. Wang 語源…黄色の偽根の 【よく似た種との区別】 Nephroma isidiosum 偽根を有する 本種と異なり葉央に小裂片を欠く 本種と異なり裂芽を欠くのではなく有する 本種と異なり髄層が白色～黄金色ではなく白色 Nephroma kuehnemannii 偽根を有する 本種と異なり葉央に小裂片を欠く 本種と異なりシアノバクテリアではなく緑藻を共生藻とする 本種と異なり髄層が白色～黄金色ではなく白色 Nephroma microphyllum 葉央に小裂片を有する 偽根を有する 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3ではなく5-8 本種と異なり髄層が白色～黄金色ではなく白色 Nephroma analogicum 小裂片を有する 髄層が白色～黄色 本種と異なり偽根を欠く Nephroma chubutense 小裂片を有する 髄層が白色～黄色 本種と異なり偽根を欠く Nephroma laevigatum（ニセウチキウラミゴケ） 小裂片を有する 髄層が白色～黄色 本種と異なり偽根を欠く Nephroma tangeriense 小裂片を有する 髄層が白色～黄色 本種と異なり偽根を欠く Nephroma venosum 小裂片を有する 髄層が白色～黄色 本種と異なり偽根を欠く