(仮訳)中国北西部産のOxyporus属1新種
Cui, B-K., Huang, M-Y. & Dai, Y-C., 2006. A new species of Oxyporus (Basidiomycota, Aphyllophorales) from Northwest China. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/273612233_A_new_species_of_Oxyporus_Basidiomycota_Aphyllophorales_from_Northwest_China [Accessed January 13, 2020] 【R3-06951】2020/1/13投稿

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3行まとめ

中国の青海省および甘粛省で採集された多孔菌の一種を検討し、Oxyporus subpopulinusとして新種記載した。
本種は専らPicea crassifoliaに生じ、子実体が多年生で担子胞子が楕円形薄壁、シスチジアが厚壁で頂部に結晶を伴うことなどで特徴づけられた。
本種が生じた木には菌によって枯死したものがあり、本種は病原性であるとみられたが、それを確かめるにはさらなる研究が必要だとした。
中国青海省海東市循化サラール族自治県孟達国家級自然保護区

(新種)

Oxyporus subpopulinus B.K. Cui & Y.C. Dai
語源…Oxyporus populinus類似の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Oxyporus populinus(シロサルノコシカケ)
肉眼的形態が非常に類似している
本種と異なりトウヒ属ではなくカエデ属など被子植物に発生する
本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく類球形
本種と異なり担子胞子が薄壁ではなく僅かに厚壁
本種と異なりシスチジアが厚壁ではなく薄壁~厚壁
本種と異なり実質菌糸がほとんどの場合厚壁なのではなくほとんどの場合薄壁
Oxyporus nobilissimus
針葉樹に生じる
子実体が多年生
シスチジアが菌糸状
シスチジアが厚壁
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが大きい