2014年4月6日 (仮訳)中国海南省でウチワヤシの葉の斑点から見出されたPestalotiopsis属菌の新種 Geng, K. et al., 2013. A new species of Pestalotiopsis from leaf spots of Licuala grandis from Hainan, China. Phytotaxa. Available at: http://216.92.149.63/phytotaxa/content/2013/f/pt00088p054.pdf [Accessed April 6, 2014]. 【R3-00578】2014/04/06投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国海南省でウチワヤシの葉の灰色の斑点から分離された菌を、Pestalotiopsis licualacolaとして新種記載した。 本種は比較的小型で顕著に幅が狭い、灰褐色で紡錘形の、頂部にノブを欠く1-3つの短い付属糸を持つ分生子を形成することで特徴づけられた。 本種はITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析や分生子の形状などに基づき、本属の別の種とは明瞭に区別された。 中国海南省万寧市興隆鎮 (新種) Pestalotiopsis licualacola K. Geng, Y. Song, K.D. Hyde & Yong Wang bis 語源…ウチワヤシ属に生える 【よく似た種との区別】 Pestalotiopsis adusta ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードAに含まれる) 本種より分生子の幅が顕著に広い 本種より分生子頂部の付属糸が長い ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pestalotiopsis rosea ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードAに含まれる) 本種より分生子の幅が顕著に広い 本種より分生子頂部の付属糸が長い ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pestalotiopsis trachicarpicola ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードAに含まれる) 本種より分生子のサイズが大きい 本種より分生子頂部の付属糸が長い ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pestalosphaeria elaeidis ヤシに生息する 本種より分生子のサイズが大きい Pestalotiopsis palmarum ヤシに生息する 本種より分生子の幅が顕著に広い Pestalotiopsis macrochaeta ヤシに生息する 本種より分生子のサイズが大きい Pestalotiopsis phoenicis ヤシに生息する 本種と異なり分生子の付属糸の末端がノブ状である Pestalotiopsis gibberosa ヤシに生息する 本種より分生子の幅が顕著に広い 本種と異なり分生子が紡錘形ではなく広棍棒形 本種と異なり分生子の中央の細胞が暗色