2017年3月6日 (仮訳)メキシコ産のウラベニガサ属1新種 Rodríguez, O. et al., 2010. A new species of Pluteus (Pluteaceae, Agaricales) from Mexico. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000112/00000001/art00017 [Accessed March 6, 2017]. 【R3-03814】2017/03/06投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコの亜熱帯林で採集された菌を検討し、Pluteus nevadensisとして新種記載した。 本種はCelluloderma節に含まれ、P. aurantiorugosusと同定されていたが新種であることが明らかになった。 本種は分子系統解析ではP. aurantiorugosusではなくP. horakianusと姉妹群を形成した。 Mexico, Jalisco, Municipality of Zapotlán el Grande, Nevado de Colima, El Floripondio (新種) Pluteus nevadensis Rodríguez-Alcántar 語源…ネバド(・デ・コリーマ)産の 【よく似た種との区別】 Pluteus horakianus メキシコに分布する 子実体が脆い 傘が赤色 側シスチジアの形状が類似している 縁シスチジアの形状が類似している 傘表皮の細胞が有色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じCelluloderma節クレードに含まれる) 本種と異なり襞の縁部が類白色ではなく橙色 本種と異なり柄が黄色~濃橙色ではなく赤色 本種と異なり傘表皮の細胞が有色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(塩基配列に7.6%の差異) Pluteus aurantiorugosus(ヒイロベニヒダタケ) 形態的に類似している(この種として報告されたことがある) 傘が緋色、橙色~赤橙色 襞の縁部が類白色 襞の縁部が長縁毛状 柄が黄色~橙色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じCelluloderma節クレードに含まれる) 本種と異なりメキシコではなくスペインなどに分布する 本種と異なり長楕円形の担子胞子を含む 本種と異なり側シスチジアが瓶形ではなく棍棒形、広棍棒形、類紡錘形 本種より縁シスチジアのサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが狭棍棒形でない 本種と異なり傘表皮の細胞が棍棒形または有柄頭状ではなく典型的には球形 本種と異なり傘表皮の細胞が無色または有色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(塩基配列に14.3%の差異)