(仮訳)ブラジル南部産のウラベニガサ属Celluloderma節の1新種
Wartchow, F. 2018. A new species of Pluteus section Celluloderma (Agaricales, Basidiomycota) from Southern Brazil. Lilloa. Available at: https://doi.org/10.30550/j.lil/2018.55.2/7 [Accessed December 23, 2018] 【R3-05791】2018/12/23投稿

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3行まとめ

ブラジル南部の森林で採集された菌を検討し、Pluteus elvaniaeとして新種記載した。
本種はCelluloderma節のstirps ‘Venosus’グループに含まれると推定された。
傘が褐色で乾燥時脈状~小皺状、担子胞子が球形、表皮シスチジアが鈍頭であることなどで特徴づけられた。
Brazil, Rio Grande do Sul, Santa Maria, Morro do Elefante

(新種)

Pluteus elvaniae Wartchow
語源…著者の母親、Elvani Wartchow氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pluteus subminutus
森林に生息する
本種と異なりブラジルではなくアルゼンチンおよびボリビアなどに分布する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり側シスチジアが紡錘状瓶形~時に紡錘状便腹形ではなく便腹状小嚢形~小嚢形
本種と異なり傘表皮にほとんどの場合短いか長形で幅広いシスチジア状要素を含む
Pluteus agriensis
本種と異なりブラジルではなくエクアドルなどに分布する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり側シスチジアが紡錘状瓶形~時に紡錘状便腹形ではなくアンプル状
本種より表皮シスチジアのサイズが小さい
本種より傘表皮の球状細胞のサイズが小さい
Pluteus delicatulus
本種と異なりブラジルではなくインドなどに分布する
本種より傘のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なり側シスチジアが紡錘状瓶形~時に紡錘状便腹形ではなく小嚢形~棍棒形
本種より表皮シスチジアが長い
本種より表皮シスチジアの幅が狭い
本種と異なり表皮シスチジアが鈍頭~やや鈍頭で時に偽頭状なのではなく鈍頭~やや鋭頭
Pluteus anomocystidiatus
同じCelluloderma節に含まれる
ブラジルに分布する
表皮シスチジアを有する
本種と異なり側シスチジアが紡錘状瓶形~時に紡錘状便腹形ではなく棍棒形~有柄球形
本種と異なり縁シスチジアが紡錘状便腹形~瓶形で時に狭棍棒形なのではなく糸状
Pluteus brunneocrinitus
同じCelluloderma節に含まれる
ブラジルに分布する
表皮シスチジアを有する
本種と異なり柄表面が褐色繊維状
本種より担子胞子のサイズが小さい
Pluteus chusqueae
同じCelluloderma節に含まれる
ブラジルに分布する
表皮シスチジアを有する
本種と異なり側シスチジアが乏しい
本種と異なり表皮シスチジアが狭紡錘形または狭棍棒形~糸状
Pluteus crinitus
同じCelluloderma節に含まれる
ブラジルに分布する
表皮シスチジアを有する
本種と異なり傘表面に長い毛の束を有する
Pluteus eludens
同じCelluloderma節に含まれる
ブラジルに分布する
表皮シスチジアを有する
本種と異なり襞に暗褐色の縁取りを有する
本種と異なり縁シスチジアが有色
Pluteus longistriatus
同じCelluloderma節に含まれる
ブラジルに分布する
表皮シスチジアを有する
本種と異なり傘表面の少なくとも半径の半分にかけて深い条線~溝線を有する
本種と異なり表皮シスチジアが長紡錘形または長棍棒形
Pluteus necopinatus
同じCelluloderma節に含まれる
ブラジルに分布する
表皮シスチジアを有する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が球形で時に類球形なのではなく球形
本種と異なり表皮シスチジアが紡錘形でより尖る
Pluteus thomsonii(カサヒダタケ)
同じCelluloderma節に含まれる
ブラジルに分布する
表皮シスチジアを有する
本種と異なりシスチジアが嘴状