2015年7月24日 (仮訳)西アフリカ、サントメ・プリンシペ民主共和国のプリンシペ島に産したScytinopogon属新種 Desjardin, DE. & Perry, BA., 2015. A new species of Scytinopogon from the island of Príncipe, Republic of São Tomé and Príncipe, West Africa. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdfs/Mycosphere_6_4_5.pdf [Accessed July 23, 2015]. 【R3-02036】2015/07/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ サントメ・プリンシペのプリンシペ島に産した菌を検討し、Scytinopogon havencampiiとして新種記載した。 本種は褐色で先端が白色の枝を有し、担子器が2胞子性、担子胞子が小型で楕円形、粗い刺状装飾を有することなどで特徴づけられた。 nrLSUに基づく分子系統解析により、本新種がトレキスポラ目に属することが示された。 Africa, Príncipe, Roça Pico Papagaio (新種) Scytinopogon havencampii Desjardin & B.A. Perry 語源…研究を援助したカリフォルニア州Haven Campの数名の紳士にちなむ 【よく似た種との区別】 Scytinopogon angulisporus nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりサントメ・プリンシペではなくベネズエラに分布する nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Scytinopogon robustus 子実体の枝の先端が白色 本種と異なりサントメ・プリンシペではなくブラジルおよびプエルトリコに分布する 本種と異なり子実体が灰色~帯灰紫色 本種と異なり子実体の枝が扁平 本種と異なり子実体の枝の先端が尖るのではなく錐状~掌状 本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく角状楕円形 本種より菌糸の幅が広い 本種と異なり菌糸が隔壁部分で狭窄する Scytinopogon echinosporus 本種と異なりサントメ・プリンシペではなくスリランカおよびジャワ島に分布する 本種と異なり子実体が淡紫色~ライラック色 本種と異なり子実体の枝がしばしば扁平 本種と異なり子実体の枝の先端が白色ではなく暗紫褐色 本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく楕円形~角形 本種より菌糸の幅が広い Ramaria zippelii 担子器が2胞子性 本種と異なりサントメ・プリンシペではなくジャワ島などに分布する 本種と異なり子実体が淡褐色、汚黄褐色、あるいは黒灰黄褐色 本種と異なり子実体に変色性がないのではなく傷つくと迅速に紫色に変色する 本種と異なり子実体に通常強いパラクレゾール臭がある 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と担子胞子の色が異なる 本種と担子胞子の装飾が異なる