2017年9月17日 (仮訳)中国雲南省産のSkeletocutis属1新種 Bian, L-S., Zhao, C-L. & Wu, F., 2016. A new species of Skeletocutis (Polyporales, Basidiomycota) from Yunnan of China. Phytotaxa. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Fang_Wu19/publication/308137519_A_new_species_of_skeletocutis_Polyporales_Basidiomycota_from_Yunnan_of_China/links/5954759caca2729e74b8aaa4/A-new-species-of-skeletocutis-Polyporales-Basidiomycota-from-Yunnan-of-China.pdf [Accessed September 17, 2017]. 【R3-04401】2017/09/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省において被子植物の材に発生した菌を検討し、Skeletocutis yunnanensisとして新種記載した。 本種は子実体が背着生で孔口面がクリーム色~黄褐色、孔口が角形で全縁、担子胞子がソーセージ形、生殖菌糸が微細な結晶に覆われ、2菌糸型であることなどで特徴づけられた。 本種はITS+nrLSUに基づく分子系統解析で独自の系統を形成し、S. portcrosensisなどに近縁であった。 中国雲南省大理ペー族自治州賓川県鶏足山 (新種) Skeletocutis yunnanensis L.S. Bian, C.L. Zhao & F. Wu 語源…雲南産の 【よく似た種との区別】 Skeletocutis biguttulata 中国に分布する 材生息菌である 子実体が背着生 根状菌糸束を欠く 担子胞子のQ値の範囲が重なる 本種と異なり温帯林ではなくほとんどの場合亜寒帯林に生息する 本種と異なり被子植物ではなく裸子植物を宿主とする 本種と異なり子実体縁部が放射状の繊維状 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なりハイファルペグを有する 本種と異なり孔壁の縁部がほとんど1菌糸型なのではなく顕著な2菌糸型 Skeletocutis papyracea 中国に分布する 材生息菌である 子実体が背着生 根状菌糸束を欠く 本種と異なり被子植物ではなく裸子植物を宿主とする 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり子実体形成菌糸層において生殖菌糸が主である 本種と異なり子実体全体ではなく孔壁の縁部のみ菌糸が結晶に覆われる 本種と異なり骨格菌糸がKOH中で膨大する 本種と異なり骨格菌糸がKOH溶解性 本種と異なり孔壁の縁部がほとんど1菌糸型なのではなく顕著な2菌糸型 Skeletocutis subincarnata 材生息菌である 本種と異なり被子植物ではなく裸子植物を宿主とする 本種と異なり担子器が棍棒形ではなく類球形 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なりハイファルペグを有する 本種と異なり骨格菌糸がKOH中で膨大する Skeletocutis portcrosensis ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じtyromyceslクレードに含まれる) 本種と異なり子実体縁部がクモの巣状 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型ではなく1菌糸型 本種と異なり子実体全体ではなく孔壁の縁部のみ生殖菌糸が結晶に覆われる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Skeletocutis albocremea 中国に分布する 子実体が薄い 子実体が背着生 子実体の質が脆い 根状菌糸束を欠く 子実体に新鮮時臭いを欠く 孔壁の縁部がほとんど1菌糸型 本種より孔口のサイズが小さい