2017年9月12日 (仮訳)Placidium lacinulatumに生じたSphaerellothecium属1新種 Knudsen, K., Kocourková, J. & Etayo, J., 2009. A New Species of Sphaerellothecium (Mycosphaerellaceae) on Placidium lacinulatum. Opuscula Philolichenum. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Jana_Kocourkova/publication/237409290_A_New_Species_of_Sphaerellothecium_Mycosphaerellaceae_on_Placidium_lacinulatum/links/0c96051dfc5e6b5a0e000000.pdf [Accessed September 13, 2017]. 【R3-04386】2017/09/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国カリフォルニア州においてPlacidium lacinulatumに発生した地衣生菌の一種を検討し、Sphaerellothecium breussiiとして新種記載した。 本種は宿主の小鱗片上に黒色の子嚢果を多数形成し、無色1隔壁の子嚢胞子を形成することなどで特徴づけられた。 本種の菌糸体は容易に視認できないものの、属に典型的な形態で、暗褐色薄壁の菌糸からなり、個々の細胞が不規則に膨大していた。 USA, California, San Diego Co., Vista, UC Dawson Preserve (新種) Sphaerellothecium breussii K. Knudsen, Kocourk. & Etayo 語源…宿主のヒメカワイワタケ属を含むアナイボゴケ科地衣の研究者、Othmar Breuss氏に献名 【よく似た種との区別】 Sphaerellothecium parmeliae 菌糸体が容易に視認できない 本種より子嚢果のサイズが小さい傾向がある 本種と異なり菌糸体が黒色の壊死した領域から生じる 本種と異なり菌糸体がしばしば網目状をなすという特徴を欠く 本種より子嚢胞子が短い 本種より菌糸体の菌糸の幅が狭い Epibryon conductrix 本種と異なり米国ではなくアルプス山脈などに分布する 本種と異なりPlacidium lacinulatumではなくCatapyrenium daedaleumなどを宿主とする 本種と異なり子嚢果が半埋生~表在性ではなく埋生し最終的には半埋生 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく1-3 本種と異なり子嚢胞子に暈を生じる 本種と異なり偽側糸を有する 本種と異なり子嚢果の壁が1-2層ではなく数層の細胞列からなる 本種と異なり菌糸体の菌糸が淡黄金褐色~暗褐色ではなく淡無色~淡褐色 本種と異なり菌糸体の菌糸がBCr+青色ではなくBCr陰性