2022年12月14日 （仮訳）フランス領南方・南極地域のフアン・デ・ノヴァ島に産したStigmatodiscus属1新種 Poncet, R., Voglmayr, H. & Kervran, L. 2022. A new species of Stigmatodiscus (Ascomycota, Dothideomycetes, Stigmatodiscaceae) from Juan de Nova (Mozambique Channel, Scattered Islands, French Southern and Antarctic Lands). Plant and Fungal Systematics. Available at: https://pfsyst.botany.pl/A-new-species-of-Stigmatodiscus-Ascomycota-Dothideomycetes-Stigmatodiscaceae-from,156445,0,2.html [Accessed December 14, 2022] 【R3-10148】2022/12/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ フランス領インド洋地域のフアン・デ・ノヴァ島においてSalvadora angustifoliaの材に発生した菌を検討し、Stigmatodiscus touroultiiとして新種記載した。 本種は東アフリカから報告された初の本属菌であり、分子系統解析でStigmatodiscus属クレードにおいて独自の系統を形成した。 全世界のStigmatodiscus属菌の検索表を掲載した。 Juan de Nova, France （新種） Stigmatodiscus touroultii R. Poncet & Voglmayr 語源…フランスの森林技術者および昆虫学者、Julien Touroult氏に献名 【よく似た種との区別】 Stigmatodiscus oculatus 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子が成熟時褐色 子嚢胞子の隔壁数が3 側糸先端が暗褐色のアモルファス結晶に覆われる nrSSU+ITS+nrLSU+RPB2+TEF1+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり東アフリカではなく地中海地域などに分布する 本種と異なりSalvadorea属植物のみに生じるのではなく多犯性である 本種と異なり子嚢果が不規則形の子嚢盤ではなく子宮形 本種と異なり子嚢盤表面に粉霜を伴わない 本種と異なり子嚢盤縁部に顕著な黒色の唇を有する 本種と異なり子実上層に蓚酸カルシウムの層を含まない nrSSU+ITS+nrLSU+RPB2+TEF1+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Stigmatodiscus enigmaticus 子嚢胞子が褐色 子嚢胞子の隔壁数が3 側糸先端が暗褐色のアモルファス結晶に覆われる 本種と異なり東アフリカではなくヨーロッパに分布する 本種と異なり子嚢盤が不規則形ではなくほとんどの場合円形 本種より子嚢胞子が顕著に長い Stigmatodiscus pinicola 子嚢胞子が褐色 子嚢胞子の隔壁数が3 側糸先端が暗褐色のアモルファス結晶に覆われる 本種と異なり東アフリカではなくヨーロッパに分布する 本種と異なり子嚢盤が不規則形ではなくほとんどの場合円形 本種より子嚢胞子が顕著に長い