2017年10月8日 (仮訳)形態および分子データにより支持されたインド産のCorneriella属1新種 Anil Raj, KN. et al., 2015. A new species of the genus Corneriella from India supported by morphological and molecular data. Phytotaxa. Available at: http://www.mapress.com/j/pt/article/view/phytotaxa.213.2.3 [Accessed October 8, 2017]. 【R3-04463】2017/10/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ケララ州で採集されたキシメジ型の菌を検討し、Corneriella indicaとして新種記載した。 本種は属に特徴的な縁シスチジアを欠くことなどで特徴づけられ、襞の縁部は不稔でシスチジア状の突出した実質菌糸からなっていた。 本種は当初Porpoloma属菌と考えられたが、分子系統解析によりCorneriella属により近縁であることが明らかになった。 India, Kerala State, Thrissur District, Peechi Forest (新種) Corneriella indica Raj & Manim. 語源…インドの 【よく似た種との区別】 Corneriella bambusarum 傘のサイズがやや類似している 傘の色がやや類似している 傘の形状がやや類似している 襞が叉状分岐する 担子胞子のサイズがほぼ同一 担子胞子がアミロイド 菌糸にクランプを有する ITS+nrLSU+nrSSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくハワイなどに分布する 本種と生息環境が異なる 本種と異なり傘表面が圧着した繊維状ではなく小粒状 本種と異なり襞縁部が暗褐色でない 本種と異なり襞が直生~やや垂生ではなく上生または湾生 本種と異なり担子胞子が類球形ではなく卵形~広楕円形 本種と異なり縁シスチジアを有する 本種と異なり襞縁部が不稔の突出したシスチジア状の実質菌糸末端細胞からなるという特徴を欠く 本種と異なり傘表皮の菌糸が僅かにゼラチン化するという特徴を欠く 本種と異なり傘表皮に結晶を含まない 本種と異なり柄表皮の菌糸が僅かにゼラチン化するという特徴を欠く ITS+nrLSU+nrSSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Corneriella humicola ITS+nrLSU+nrSSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくマレーシアなどに分布する 本種と異なり傘表面が圧着した繊維状ではなくふけ状の粉状~類綿毛状 本種より襞の幅が狭い 本種と異なり襞が直生~やや垂生ではなく顕著に垂生する 本種と異なり成熟した子実体に不快臭がある 本種と異なり縁シスチジアを有する ITS+nrLSU+nrSSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される