(仮訳)インド、マハーラーシュトラ州産の地衣の属、Phlyctis属の1新種
Chitale, G. & Makhija, U. 2012. A new species of the lichen genus Phlyctis from Maharashtra, India. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000120/00000001/art00010 [Accessed April 19, 2022] 【R3-09432】2022/4/19投稿

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3行まとめ

インド、マハーラーシュトラ州で採集された樹皮生痂状地衣の一種を検討し、Phlyctis communisとして新種記載した。
本種は半常緑樹林~乾燥落葉樹林においてごく普通に見られ、ベンガルボダイジュとトクサバモクマオウの樹皮に巨大なパッチを形成していた。
本種は子嚢が8胞子性、子嚢胞子に7–14(–16)隔壁を有し、サラジン酸およびノルスチクチン酸を含むことなどで特徴づけられた。
India, Maharashtra, Satara District, Mahabaleshwar

(新種)

Phlyctis communis Chitale & Makhija
語源…普通の(発生頻度から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phlyctis karnatakana
インドに分布する
外観が類似している
子嚢胞子のサイズが類似している
地衣成分としてノルスチクチン酸を有する
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が7–14(–16)ではなく7
本種と異なり地衣成分としてサラジン酸を含むという特徴を欠く
Phlyctis subuncinata
子嚢胞子に横隔壁を有する
地衣成分としてノルスチクチン酸を有する
本種と異なりインドにおける分布が知られていない
本種と異なり粉芽を有する
Phlyctis himalayensis
インドに分布する
子嚢胞子に横隔壁を有する
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が7–14(–16)ではなく7
Phlyctis longifera
子嚢胞子に横隔壁を有する
本種と異なりインドではなくニュージーランドに分布する
本種より子嚢胞子が長い
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が7–14(–16)ではなく7
Phlyctis psoromica
子嚢胞子に横隔壁を有する
本種と異なりインドにおける分布が知られていない
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が7–14(–16)ではなく(3-)7
本種と異なり地衣成分としてプソロミン酸を含む
Phlyctis polyphora
インドに分布する
地衣体が類白色
子器盤に粉霜を伴う
本種と異なり子嚢胞子が非常に大型
本種と異なり子嚢胞子が石垣状