2020年6月22日 (仮訳)Trichoderma属1新種およびグリオトキシンの役割:トウガラシ上のPhytophthora capsiciに対するT. virensの生物防除能向上における新知見 Tomaha, AA. et al., 2020. A new species of Trichoderma and gliotoxin role: A new observation in enhancing biocontrol potential of T. virens against Phytophthora capsici on chili pepper. Biological Control. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1049964419305663 [Accessed June 22, 2020] 【R3-07432】2020/6/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ トウガラシの病原体であるPhytophthora capsiciに拮抗作用を示すTrichoderma属菌を検討した。 中国杭州市付近の根圏土壌から分離された菌を8種に同定し、そのうち1種をT. dorothopsisとして新種記載した。 病原体に対して高い活性を示した成分をグリオトキシンと同定した。 中国浙江省紹興市 (新種) Trichoderma dorothopsis A.A. Tomah & J.Z. Zhang 語源…Trichoderma dorotheae類似の 【よく似た種との区別】 Trichoderma dorotheae フィアライドが貫生伸長する Trichoderma koningiopsis ITS+TEF1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり節間生のフィアライドを有する 本種と異なりフィアライドが貫生伸長するという特徴を欠く 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく楕円形 本種と異なりCMD培地で気生菌糸がごく僅かである ITS+TEF1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Trichoderma koningii ITS+TEF1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく長楕円形 本種と異なりCMD培地で気生菌糸がごく僅かである ITS+TEF1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される