2021年2月14日 （仮訳）パプアニューギニア産の地上生Fellhaneropsis属1新種 McCarthy, PM. 2021. A new terricolous species of Fellhaneropsis (lichenized Ascomycota, Pilocarpaceae) from Papua New Guinea. Australasian Lichenology. Available at: https://www.anbg.gov.au/abrs/lichenlist/AL87.pdf [Accessed February 14, 2021] 【R3-08145】2021/2/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ パプアニューギニアの山地熱帯雨林に産した地上生地衣の一種を検討し、Fellhaneropsis humicolaとして新種記載した。 本種は地衣体が痂状で淡色、子器が暗褐色～帯黒色で、子嚢胞子が幅広く3隔壁を有し、地衣成分を欠くことなどで特徴づけられた。 本種の粉子器および粉子は確認されなかったが、その他の形態形質から十分にFellhaneropsis属地衣であると確かめられた。 Papua New Guinea, Morobe Province, Angabena Ridge, Aseki–Bulolo road, 4 km NE of Aseki （新種） Fellhaneropsis humicola P.M.McCarthy 語源…土壌生の 【よく似た種との区別】 Fellhaneropsis subantarctica 地上生地衣である 子嚢胞子の隔壁数が3 本種と異なりパプアニューギニアではなくハード島、ケルゲレン諸島などに分布する 本種と異なり枯死したAzorella属植物に生じる 本種より子器の幅が狭い 本種と異なり子器盤が暗褐色 本種と異なり子器盤が扁平～成熟時中程度に凸形、時に強い凸形ではなく扁平 本種と異なり子器縁部が淡灰褐色 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Fellhaneropsis almquistiorum 子嚢胞子の隔壁数が3 本種と異なりパプアニューギニアではなく北欧などに分布する 本種と異なり地上生ではなく岩上生である 本種と異なり地衣体が帯緑色 本種と異なり地衣体がフィルム状 本種より子器のサイズがずっと小さい 本種と異なり子実下層が暗赤褐色～暗褐色 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種より子嚢胞子の形状が細長い 本種と異なり粉子が知られている