(仮訳)韓国においてボタンボウフウから分離されたAlternaria属の新種
Deng, J-S. et al., 2014. A Novel Alternaria Species Isolated from Peucedanum japonicum in Korea. Mycobiology. Available at: http://synapse.koreamed.org/search.php?where=aview&id=10.5941/MYCO.2014.42.1.12&code=0184MB&vmode=AONLY [Accessed June 6, 2014].
【R3-00786】2014/06/07投稿

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3行まとめ

形態学的検討および分子系統解析に基づき、韓国においてボタンボウフウの葉の病斑から分離された菌をAlternaria peucedaniとして新種記載した。
分子系統解析で、本種はSonchi節のA. cinerariaeおよびA. sonchiと姉妹群を形成した。
本種の病原性は接種試験により確かめられた。
韓国忠清南道礼山郡

(新種)

Alternaria peucedani S. H. Yu
語源…カワラボウフウ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Alternaria cinerariae
分生子の形態が類似している
成熟した分生子の細胞が不規則に膨大する現象が起こる
ITS+gpd+Alt a1に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子が長い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の横隔壁の数が3-14ではなく8-11
本種と異なり分生子が常に単生するのではなく2個まで鎖生することがある
ITS+gpd+Alt a1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Alternaria sonchi
ITS+gpd+Alt a1に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が常に単生するのではなく2(-3)個まで鎖生することがある
本種と異なり分生子の横隔壁の数が3-14ではなく5-7
ITS+gpd+Alt a1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Alternaria brassicae
ITS+gpd+Alt a1に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子が長い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の横隔壁の数が3-14ではなく10-12
本種と異なり分生子が常に単生するのではなく3個まで鎖生することがある
ITS+gpd+Alt a1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Alternaria panax
成熟した分生子の細胞が不規則に膨大する現象が起こる
ITS+gpd+Alt a1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される