(仮訳)メキシコ産シクエストレート菌の1新種:Aroramyces guanajuatensis
Peña-Ramírez, R. et al., 2019. A novel sequestrate species from Mexico: Aroramyces guanajuatensis sp. nov. (Hysterangiaceae, Hysterangiales). MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/36444/ [Accessed December 14, 2019] 【R3-06860】2019/12/14投稿

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3行まとめ

メキシコ、グアナフアト州で採集された地下生菌の一種を検討し、Aroramyces guanajuatensisとして新種記載した。
本種はコナラ属の樹下に生じ、北米産としては3番目の本属菌となった。
本種はA. balanosporusに類似していたが、形態的にも系統的にも区別された。
Mexico, State of Guanajuato, municipality of Guanajuato, Cuenca de la Esperanza Protected Natural Area

(新種)

Aroramyces guanajuatensis Peña-Ramírez, Guevara-Guerrero, Z. W. Ge & Martínez-González
語源…グアナフアト産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Aroramyces balanosporus
メキシコに分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり外皮表面が綿毛状ではなく繊維状
本種より外皮が厚い
本種より下皮が僅かに厚い
本種と異なり下皮が明るい帯黄色でない
本種と異なり”mesocutis”が等径~角形ではなく主に等径
本種より”hilar appendage”のサイズが小さい
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Aroramyces herrerae
本種より担子胞子の”asymmetric utricle”の幅が狭い
Aroramyces radiatus
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりメキシコではなくアフリカなどに分布する
本種と異なりコナラ属ではなくBrachystegia属およびUapaca属植物などを宿主とする
本種より担子胞子が短い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Aroramyces gelatinosporus
担子胞子のサイズが類似している
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりメキシコではなくオーストラリアなどに分布する
本種と異なりコナラ属ではなくユーカリ属植物などを宿主とする
本種と異なり外皮が3層ではなく1層からなる
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される