(仮訳)子実下層にK+紫色の色素を含む2番目のMicarea属地衣
Czarnota, P. & Coppins, BJ. 2005. A second Micarea with a hypothecial K+ violet pigment. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/second-micarea-with-a-hypothecial-k-violet-pigment/491B65B7C9F80FF952C5EC345B4D3EEC [Accessed July 4, 2020] 【R3-07470】2020/7/4投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

スコットランドの森林において落葉樹の切り株に生じた地衣の一種を検討し、Micarea hypoviolascensとして新種記載した。
本種は子実下層に帯オリーブ色、K+紫色の色素を有する2番目のMicarea属地衣として報告された。
本種は地衣体および子器の形態が類似する同属他種とは地衣成分および呈色反応により区別された。
British Isles, Scotland, V.C. 98, Argyll, S of Lochgoilhead, Cormonachan Wood, c. 0·3 km W of bank of Loch Goil

(新種)

Micarea hypoviolascens Czarnota & Coppins
語源…下が紫色になる(子実下層のK+色素から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Micarea endoviolascens
子実下層の色素が帯オリーブ色
子実下層の色素がK+紫色
本種と異なりスコットランドではなく南アフリカなどに分布する
本種と異なり材上生ではなく地上生である
本種より地衣体の小区画の直径が大きい
本種と異なり地衣体の小区画が淡褐色
本種と異なり地衣体の小区画がほぼ鱗片状
本種より子器のサイズが大きい
本種より粉子器のサイズが大きい
本種と異なり粉子器がトランペット形
Micarea melaena
同所的に分布する(スコットランド)
材上生地衣である
子器が黒色
子器が球形で縁取りを欠く
地衣体が薄い
地衣体が帯白緑色
地衣体が痂状
本種と異なり地衣体がC+赤色
本種と異なり子実下層にK+紫色の色素を含まない
本種と異なり地衣成分としてジロホール酸を含む
Micarea lignaria
材上生地衣である
子器が黒色
子器が球形で縁取りを欠く
地衣体が薄い
地衣体が帯白緑色
地衣体が痂状
本種と異なり地衣体がPd+赤色
本種と異なり子実下層にK+紫色の色素を含まない
本種と異なり地衣成分としてアルゴプシンを含む
Micarea denigrata
材上生地衣である
子器が黒色
子器が球形で縁取りを欠く
地衣体が薄い
地衣体が帯白緑色
地衣体が痂状
本種と異なり地衣体がC+赤色
本種と異なり子実下層にK+紫色の色素を含まない
本種と異なり地衣成分としてジロホール酸を含む