2020年10月28日 （仮訳）ダクティロスポラ科の安定した系統分類 Ekanayaka, AH. et al., 2019. A stable phylogeny for Dactylosporaceae. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://bioone.org/journals/cryptogamie-mycologie/volume-40/issue-3/cryptogamie-mycologie2019v40a3/A-Stable-Phylogeny-for-Dactylosporaceae/10.5252/cryptogamie-mycologie2019v40a3.short [Accessed October 28, 2020] 【R3-07817】2020/10/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ダクティロスポラ科菌類の分子系統解析を実施し、本科のユーロチウム綱における安定的な系統的位置を示した。 本科に対して新目ダクティロスポラ目を提唱した。 また、Dactylospora chiangraiensisおよびD. fusiformisの2新種を記載した。 Thailand, Tham Pla Temple M.14 (Bann Tham Pla Temple), Pongpha, Mae Sai District, Chiang Rai Province （新種） Dactylospora chiangraiensis Ekanayaka, E.B.G. Jones, Q. Zhao & K.D. Hyde 語源…チエンラーイ産の 【よく似た種との区別】 Dactylospora fusiformis タイに分布する 5.8S+nrLSU+nrSSU、ITS+nrLSU+nrSSU+TEF+RPB1+RPB2、およびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢盤縁部が隆起するという特徴を欠く 本種より子嚢胞子が長い 5.8S+nrLSU+nrSSU、ITS+nrLSU+nrSSU+TEF+RPB1+RPB2、およびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dactylospora stygia 5.8S+nrLSU+nrSSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢盤縁部が栗色～褐色でない 本種と異なり子嚢盤表面が粗面の小粒状という特徴を欠く 5.8S+nrLSU+nrSSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Thailand, Mae Fah Luang University, Chiang Rai Province （新種） Dactylospora fusiformis Ekanayaka, E.B.G. Jones, Q. Zhao & K.D. Hyde 語源…紡錘形の（子嚢胞子の形状から） 【よく似た種との区別】 Dactylospora chiangraiensis タイに分布する 5.8S+nrLSU+nrSSU、ITS+nrLSU+nrSSU+TEF+RPB1+RPB2、およびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢盤縁部が隆起する 本種より子嚢胞子が短い 5.8S+nrLSU+nrSSU、ITS+nrLSU+nrSSU+TEF+RPB1+RPB2、およびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dactylospora stygia 5.8S+nrLSU+nrSSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢盤縁部が隆起する 本種より子嚢胞子が短い 5.8S+nrLSU+nrSSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される