(仮訳)コナラ属の葉に生じたアクロカリンマ科の新種、Acrocalymma chuxiongense
Liu, Y-W. & Zeng, X-Y. 2022. Acrocalymma chuxiongense sp. nov., a new species of Acrocalymmaceae (Pleosporales) on leaves of Quercus. Biodiversity Data Journal. Available at: https://bdj.pensoft.net/article/89635/ [Accessed August 25, 2022] 【R3-09816】2022/8/25投稿

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3行まとめ

中国雲南省においてコナラ属樹木の葉に生じた菌を検討し、Acrocalymma chuxiongenseとして新種記載した。
本種は子嚢果がドーム形で子嚢が二重壁、子嚢胞子が無色倒卵状~楕円形で1隔壁を有することなどで特徴づけられ、アナモルフは観察されなかった。
本種は同属他種よりも子嚢胞子が大型であり、分子系統解析でも独自の系統を形成した。
中国雲南省牟定県化仏山

(新種)

Acrocalymma chuxiongense Y. W. Liu & X. Y. Zeng
語源…楚雄産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Acrocalymma pterocarpi
アジアに分布する
子嚢胞子が無色
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくタイなどに分布する
本種と異なり子嚢果が群生ではなく散生する
本種より子嚢果の丈が高い
本種より子嚢果の直径が小さい
本種より子嚢のサイズが小さい
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子の上部の細胞が下部の細胞より大きいのではなく両者のサイズが類似している
本種と異なり子嚢胞子が倒卵状~楕円形ではなく紡錘形
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく1-3
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される