(仮訳)ベアトゥース高原におけるホコリタケ科菌類の追加記録
Jalink, LM., 2010. Additional notes on the Lycoperdaceae of the Beartooth Plateau. North American Fungi. Available at: http://pnwfungi.org/index.php/pnwfungi/article/view/1087 [Accessed June 8, 2016].
【R3-02999】2016/06/08投稿

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3行まとめ

米国ロッキー山脈のベアトゥース高原で採集された1種および1変種、Bovista pilaおよびLycoperdon utriforme var. hungaricumを報告した。
前者は北米の亜寒帯域および山地に典型的な種であるが、この地域における新産種として報告した。
後者は先行研究の結果からホコリタケ属クレードに含まれることが知られていたが、本論文で正式に新組み合わせとして報告した。

(ベアトゥース高原新産種)

Bovista pila Berk. & M.A. Curtis
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【よく似た種との区別】
Bovista plumbea(シバフダンゴタケ)
本種と異なり担子胞子に長い柄を有する
Bovista nigrescens(クロシバフダンゴタケ)
本種と異なり担子胞子に長い柄を有する

(新組み合わせ)

Lycoperdon utriforme var. hungaricum (L. Hollós) Jalink
旧名:Calvatia hungarica Hollós
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【よく似た種との区別】
Lycoperdon utriforme(キクメタケ)
本変種と異なり米国ワイオミング州、コロラド州、ユタ州ではなく、北米に広く分布するほかアイスランドなどにも分布する
本変種と異なり子実体が窪むという特徴を欠く
本変種より無性基部のサイズが大きい
本変種より弾糸の幅が広い