2015年12月29日 (仮訳)プレオスポラ目Massarinaeへの褐色の胞子を有する分生子果不完全菌の追加:新属PhragmocamarosporiumおよびSuttonomyces Wijayawardene, NN. et al., 2015. Additions to brown spored coelomycetous taxa in Massarinae, Pleosporales: introducing Phragmocamarosporium gen. nov. and Suttonomyces gen. nov. Cryptogamie, Mycologie. … Available at: http://www.bioone.org/doi/full/10.7872/crym/v36.iss2.2015.213 [Accessed December 28, 2015]. 【R3-02513】2015/12/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 形態学的検討および分子系統解析の結果に基づき、PhragmocamarosporiumおよびSuttonomycesの2新属を提唱した。 前者は多細胞分生子を形成し、Camarosporium hederaeに類似するが狭義のCamarosporium属菌とは異なっていた。 後者は石垣状分生子を形成し、狭義のCamarosporium属菌に類似していたが側糸を有していた。 中国貴州省貴陽市花渓区 (新種) Phragmocamarosporium platani Wijayawardene, Yong Wang bis & K.D. Hyde 語源…(属名)隔壁のCamarosporium属/(種小名)スズカケノキ属の 【よく似た種との区別】 Phragmocamarosporium hederae nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりドイツではなく中国に分布する 本種と異なりスズカケノキ属ではなくキヅタ属植物を宿主とする 本種より分生子形成細胞が長い 本種より分生子のサイズが小さい nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Germany, near Berlin (新種) Phragmocamarosporium hederae Wijayawardene, R.K. Schumacher & K.D. Hyde 語源…キヅタ属の 【よく似た種との区別】 Phragmocamarosporium platani nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくドイツに分布する 本種と異なりキヅタ属ではなくスズカケノキ属植物を宿主とする 本種より分生子形成細胞が短い 本種より分生子のサイズが大きい nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Camarosporium hederae 同じキヅタ属植物を宿主とする 分生子が多細胞胞子 分生子が褐色 本種より分生子の幅が広い Italy, Forlì-Cesena [FC] Province, Acquapartita – Bagno di Romagna (新種) Suttonomyces clematidis Wijayawardene, Camporesi & K.D. Hyde 語源…(属名)B.C. Sutton氏に献名/(種小名)センニンソウ属の 【よく似た種との区別】 Camarosporium clematidis 同じClematis vitalbaを宿主とする 本種と異なり側糸を欠く 本種と系統的に異なる