2019年12月24日 （仮訳）ケートチリウム科への追加：新属LongihyalosporaおよびCeramothyrium longivolcaniformeがFicus ampelas腐朽葉に生じた新宿主記録 Tennakoon, DS. et al., 2019. Additions to Chaetothyriaceae (Chaetothyriales): Longihyalospora gen. nov. and Ceramothyrium longivolcaniforme, a new host record from decaying leaves of Ficus ampelas. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/47056/ [Accessed December 24, 2019] 【R3-06889】2019/12/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 台湾嘉義県においてFicus ampelasの腐朽葉に生じた菌を検討し、新属新種Longihyalospora ampeliとして記載した。 形態の類似性に基づき、Chaetothyrium vermisporumを本新属に移した。 また、同じくF. ampelasの腐葉に生じたCeramothyrium longivolcaniformeを台湾新産種として報告し、同植物を新宿主として記録した。 台湾嘉義県番路郷大湖 （新種） Longihyalospora ampeli Tennakoon, C.H Kuo & K. D Hyde 語源…（属名）長い無色の胞子（子嚢胞子の形態から）/（種小名）Ficus ampelasの 【よく似た種との区別】 Chaetothyrium guaraniticum 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が8-11ではなく1 本種と異なり子嚢胞子に粘液質の鞘を欠く Longihyalospora vermisporum 本種と異なり台湾ではなくウガンダ、パナマなどに分布する 本種と異なりイチジク属ではなくCanthium属、Hugonia属、Ventilago属植物などを宿主とする 本種と異なり表在性の菌糸体が暗褐色ではなく無色 本種より子嚢のサイズが小さい 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子に粘液質の鞘を欠く （台湾新産種） Ceramothyrium longivolcaniforme X.Y. Zeng, T.C. Wen & K.D. Hyde 【よく似た種との区別】 Ceramothyrium ficus ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Longihyalospora vermisporum (Hansf.) Tennakoon, C.H. Kuo & K.D. Hyde 旧名：Chaetothyrium vermisporum Hansf. 【よく似た種との区別】 Longihyalospora ampeli 本種と異なりウガンダ、パナマなどではなく台湾に分布する 本種と異なりCanthium属、Hugonia属、Ventilago属などではなくイチジク属植物を宿主とする 本種と異なり表在性の菌糸体が無色ではなく暗褐色 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子に粘液質の鞘を有する