(仮訳)CoprinusLanatuli亜節への追加
Uljé, CB., Doveri, F. & Noordeloos, ME. 2000. Additions to Coprinus subsection Lanatuli. Persoonia. Available at: https://www.researchgate.net/publication/282757796_Additions_to_Coprinus_subsection_Lanatuli [Accessed February 21, 2023] 【R3-10355】2023/2/21投稿

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3行まとめ

イタリアおよびオランダで採集された糞生菌の一種を検討し、Coprinus candidolanatusとして新種記載した。
また、新変種C. lagopus var. vacillansとして記載した。
両分類群が含まれるLanatuli亜節の改訂版検索表を掲載した。
Italy, Ferrara, Mesola wood

(新種)

Coprinus candidolanatus Doveri & Uljé
語源…白い羊毛の(被膜の色と質感から)
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【よく似た種との区別】
Coprinus jonesii
担子器が4胞子性
担子胞子表面が平滑
本種と異なり糞生菌ではない
本種と異なり子実体が小型ではなく中型
本種より担子胞子のQ値が小さい
本種と異なり被膜がソーセージ形および指状の2種類の細胞からなるのではなくソーセージ形の鎖状の細胞からなる
Alphen aan denRijn, Zegersloot-Zuid

(新変種)

Coprinus lagopus var. vacillans Uljé
語源…揺れる
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【よく似た種との区別】
Coprinus lagopus
傘に豊富な被膜を伴う
被膜が毛状の繊維状
顕微鏡的形質のほとんどがかなり類似している
担子器が4胞子性
担子胞子表面が平滑
本変種と異なり常に芝生に生えるのではなく通常ウッドチップや植物残渣などに発生し芝生には稀である
本変種と異なり柄が傘の開く前に下に曲がるのではなく直立する
本変種と異なり柄が非常に脆いのではなくかなり丈夫である
本変種より柄の壁が厚い
本変種ほど担子胞子の形状が細長くない