2018年3月16日 (仮訳)属内初のシクエストレートの子実体を形成する種、Afroboletus sequestratus Han, L-H. et al., 2017. Afroboletus sequestratus (Boletales), the first species with sequestrate basidioma in the genus. Phytotaxa. Available at: http://mapress.com/j/pt/article/view/phytotaxa.305.1.2 [Accessed March 16, 2018]. 【R3-04942】2018/3/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ザンビアで採集されたシクエストレート菌の一種を検討し、Afroboletus sequestratusとして新種記載した。 本種はAfroboletus属(あるいは広義のオニイグチ属)初のシクエストレート菌として報告された。 分子系統解析および走査型電子顕微鏡による担子胞子の観察を実施した。 Zambia, Road Mpongwe-Luanshya (新種) Afroboletus sequestratus L.H. Han, Buyck & Zhu L. Yang 語源…シクエストレートの 【よく似た種との区別】 Afroboletus elegans rpb1+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりザンビアではなくベナンなどに分布する 本種と異なり子実体がシクエストレート状でない 本種と異なり傘が汚白色、帯灰色、帯褐色で傷つくと帯褐色~帯黒色になるのではなく黒色 本種と異なり傘表面の鱗片が平伏するか僅かに反曲するのではなく直立する 本種と異なりつばが存在するものの崩壊しやすいのではなく大型のものを有する 本種と異なり担子胞子が非対称形である 本種より担子胞子の装飾の丈が低い rpb1+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Afroboletus multijugus rpb1+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりザンビアではなくブルンジ、マダガスカルなどに分布する 本種と異なり子実体がシクエストレート状でない 本種と異なり柄表面がほぼ平滑なのではなく網目状 本種と異なり担子胞子が非対称形である 本種より担子胞子の畝の数が多い rpb1+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Afroboletus luteolus ザンビアに分布する rpb1+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベナン、マダガスカルなどにおける分布が知られている 本種と異なり子実体がシクエストレート状でない 本種と異なり傘が汚白色、帯灰色、帯褐色で傷つくと帯褐色~帯黒色になるのではなく初め硫黄色~黄褐色でのちに肉桂色~暗灰褐色 本種と異なり傘表面が松笠状 本種と異なりつばが硫黄色 本種より担子胞子の装飾の丈が低い 本種と異なり担子胞子が非対称形である rpb1+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Afroboletus pterosporus 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子の畝の丈が高い