(仮訳)ブルガリアの菌類相におけるAgaricus bernardiiおよびA. maleolens:多様性、分布、形態、および生態
Lacheva, M. 2014. Agaricus bernardii and A. maleolens (section Duploannulatae, Agaricaceae) in the Bulgarian mycobiota: diversity, distribution, morphology and ecology. Journal of Biodiversity and Environmental Sciences. Available at: https://innspubnet.wordpress.com/2017/11/27/agaricus-bernardii-and-a-maleolens-section-duploannulatae-agaricaceae-in-the-bulgarian-mycobiota-diversity-distribution-morphology-and-ecology-jbes/ [Accessed November 17, 2018] 【R3-05684】2018/11/18投稿

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3行まとめ

ブルガリアにおけるAgaricus bernardiiおよびA. maleolensの従来の記録をまとめ、新知見を追加した。
両種は広範に分布するが普通種ではないとみられ、計21ヶ所の生息地が認められた。
両種の検索表、文献ごとの形質比較表を掲載した。

(その他掲載種)

Agaricus bernardii (Quél.) Sacc.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Agaricus bitorquis
ヨーロッパに分布する
子実体の形態が類似している
本種と生息環境が異なる
本種と異なり傘がクリーム白色でのちに中央部が淡い帯褐色およびヘーゼルナッツ褐色なのではなく類白色
本種と異なり傘表面が通常平滑で鱗片を欠く
本種と柄の長さが異なる
本種と異なりつばが二重
本種と肉の切断時の変色性が異なる
本種と異なり甘い菌のような味がある
本種と異なり甘い菌臭がある
本種と担子胞子のサイズが異なる
本種と縁シスチジアのサイズが異なる
Agaricus maleolens
ブルガリアに分布する
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり傘がクリーム白色でのちに中央部が淡い帯褐色およびヘーゼルナッツ褐色なのではなく帯白黄褐色で縁部にかけて淡色
本種と異なり傘表面が亀裂状で鱗片を伴うのではなく無毛で中央部に鱗片を欠く
本種と異なり柄が上下同大ではなく基部が細まる
本種と異なり柄の基部に根状菌糸束を伴う
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が褐色ではなく赤褐色
本種と異なり担子胞子が広卵形ではなく広楕円形

(その他掲載種)

Agaricus maleolens F.H. Møller
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Agaricus bitorquis
ヨーロッパに分布する
傘表面に鱗片を欠く
本種と異なり傘が帯白黄褐色で縁部にかけて淡色なのではなくクリーム白色でのちに中央部が淡い帯褐色およびヘーゼルナッツ褐色なのではなく類白色
本種と異なり魚の臭いではなく甘い菌臭がある
Agaricus bernardii
ブルガリアに分布する
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり傘が帯白黄褐色で縁部にかけて淡色なのではなくクリーム白色でのちに中央部が淡い帯褐色およびヘーゼルナッツ褐色
本種と異なり傘表面が無毛で中央部に鱗片を欠くのではなく亀裂状で鱗片を伴う
本種と異なり柄の基部が細まるのではなく上下同大
本種と異なり柄の基部に根状菌糸束を伴わない
本種より担子胞子の幅が広い
本種と異なり担子胞子が赤褐色ではなく褐色
本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく広卵形