(仮訳)西部産の5針葉マツPinus albicaulisを宿主とする新種、Amanita alpinicola
Cripps, CL., Lindgren, JE. & Barge, EG. 2017. Amanita alpinicola sp. nov., associated with Pinus albicaulis, a western 5-needle pine. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2017/00000132/00000003/art00025 [Accessed August 17, 2018].
【R3-05406】2018/8/17投稿

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3行まとめ

米国モンタナ州の高山帯において5針葉マツの樹下に発生した菌を検討し、Amanita alpinicolaとして新種記載した。
本種は1954年にSmithによりアイダホ州からA. alpinaの仮名で発表されていたが、無効学名であったので再度記載した。
本種は子実体が地下に発生し、傘はクリーム色~淡黄色で内在性の外被膜組織のパッチを有し、系統的にはA. muscariaグループに最も近縁であった。
USA, Montana, Carbon County, near Red Lodge, Beartooth Pass overlook

(新種)

Amanita alpinicola C. Cripps & J. Lindgr.
語源…高山に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita muscaria(ベニテングタケ)
米国に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりロシア、ドイツなどにおける分布も知られている
本種と異なりつばがしばしば早落性で欠くこともあるという特徴を欠く
本種と異なりつばが薄いという特徴を欠く
本種と異なりつばが脆いという特徴を欠く
本種と異なりつぼが厚いという特徴を欠く
本種と異なりつぼが縁のある杯状という特徴を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita muscaria var. persicina
米国に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりつばがしばしば早落性で欠くこともあるという特徴を欠く
本種と異なりつばが薄いという特徴を欠く
本種と異なりつばが脆いという特徴を欠く
本種と異なりつぼが厚いという特徴を欠く
本種と異なりつぼが縁のある杯状という特徴を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita muscaria var. guessowii
米国に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりつばがしばしば早落性で欠くこともあるという特徴を欠く
本種と異なりつばが薄いという特徴を欠く
本種と異なりつばが脆いという特徴を欠く
本種と異なりつぼが厚いという特徴を欠く
本種と異なりつぼが縁のある杯状という特徴を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita muscaria var. formosa
米国に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりつばがしばしば早落性で欠くこともあるという特徴を欠く
本種と異なりつばが薄いという特徴を欠く
本種と異なりつばが脆いという特徴を欠く
本種と異なりつぼが厚いという特徴を欠く
本種と異なりつぼが縁のある杯状という特徴を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita gemmata
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりカナダ、デンマークなどにおける分布が知られている
本種と異なり5針葉マツが宿主として知られていない
本種と異なり地下生でない
本種より傘が濃い黄色である
本種と異なり傘表面の外被膜組織が内在性ではなく容易に脱落する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita aprica
米国に分布する
同じマツ属植物を宿主とする
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりカナダにおける分布が知られている
本種と異なり5針葉マツではなくダグラスファーおよびPinus contortaなどを宿主とする
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される