(仮訳)ブラジル北東部の砂丘で見出された新種、Amanita psammolimbata
Wartchow, F., Sulzbacher, MA. & Baseia, IG. 2015. Amanita psammolimbata, a new species from Northeastern Brazilian sand dunes. Mycosphere. … Available at: http://www.mycosphere.org/pdfs/Mycosphere_6_3_3.pdf [Accessed May 30, 2015].
【R3-01883】2015/06/02投稿

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3行まとめ

ブラジル、リオグランデ・ド・ノルテ州の砂丘において見出された菌を検討し、Amanita psammolimbataとして新種記載した。
本種は子実体が小型で傘が淡い帯白黄色~帯褐黄色、襞および柄が白色、肉に変色性を欠き、柄の基部と外被膜の間に狭い溝を欠くことなどで特徴づけられた。
本種は形態に基づき、Lepidella亜属LepidellaLimbatulae亜節のPreisii族に含まれた。
Brazil, Rio Grande do Norte, Natal, Parque Estadual das Dunas de Natal, Trilha da Geologia

(新種)

Amanita psammolimbata Wartchow & Sulzbacher
語源…砂の縁取りの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita preisii
同じPreisii族に含まれる
傘が小型
傘が淡色
塊茎に縁取りを欠く
柄の基部と外被膜の間に狭い溝を欠く
担子胞子が非デキストリノイド
本種と異なりブラジルではなくオーストラリアに分布する
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり柄の基部が蕪状
本種と異なり子実下層が分枝状~類細胞状
本種より担子胞子のサイズがやや大きい
本種より担子胞子のQ値が大きい
本種と異なり担子胞子が円筒形のことがある
Amanita rosea
同じPreisii族に含まれる
傘が小型
傘が淡色
塊茎に縁取りを欠く
柄の基部と外被膜の間に狭い溝を欠く
担子胞子が非デキストリノイド
本種と異なり傘が桃色を帯びる
本種ほど塊茎が顕著でない
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より担子胞子のQ値が大きい
Amanita luteovolvata
同じPreisii族に含まれる
傘が小型
傘が淡色
塊茎に縁取りを欠く
柄の基部と外被膜の間に狭い溝を欠く
担子胞子が非デキストリノイド
本種と異なり傘上面に黄色・黄褐色・橙黄褐色の外被膜を伴う
本種と異なり柄に黄色・黄褐色・橙黄褐色の外被膜を伴う
本種より担子胞子のサイズが大きい