(仮訳)ブラジル産の新種Amanita viscidolutea、および中米および南米産のテングタケ属Amanita節の種の検索表
Menolli, N., Capelari, M. & Baseia, IG., 2009. Amanita viscidolutea, a new species from Brazil with a key to Central and South American species of Amanita section Amanita. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/101/3/395.short [Accessed August 1, 2016].
【R3-03161】2016/08/01投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ブラジル、リオグランデ・ド・ノルテ州で採集された菌を検討し、Amanita viscidoluteaとして新種記載した。
本種は傘が黄色で、縁部が白色で条線を有し、表面に粘性を有し、つばを欠き、担子胞子が非アミロイドであることなどで特徴づけられた。
また、本新種を含む中米および南米産のテングタケ属Amanita節全種の検索表を掲載した。
Brazil, Rio Grande do Norte, Natal, Parque Estadual Dunas de Natal

(新種)

Amanita viscidolutea Menolli, Capelari & Baseia
語源…粘性のある黄色の(傘の色および表面性状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita cystidiosa
ハマベブドウ属植物が宿主として知られている
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり傘が黄色ではなく淡藁黄色
本種と異なりつばを有する
本種と異なり担子胞子が厚壁
本種と異なり縁シスチジアを有する
本種と異なり襞実質がデキストリノイド
本種と異なり傘実質がデキストリノイド
Amanita microspora
ハマベブドウ属植物が宿主として知られている
つばを常に欠く
縁シスチジアを欠く
本種と異なり傘が顕著な黄色ではなく初め純白でのちに淡黄色~黄褐色を帯びる
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が楕円形で時に広楕円形~長形なのではなく類球形~卵状球形
Amanita chrysoleuca
本種と異なりブラジルではなくマルティニークなどに分布する
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり傘表面に粘性を有するのではなく乾燥している
本種と異なり傘表面に黄褐色、粉状~綿毛状の被膜の名残を伴う
本種と異なりつぼが退化的
本種と異なりつぼが帯黄白色ではなく白色
本種と異なりつぼに黄色綿毛状の小鱗片を伴う
本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なり担子胞子が楕円形で時に広楕円形~長形なのではなく類球形
本種と異なり傘表皮にゼラチン質の層を欠く
Amanita xylinivolva
本種と異なり柄の基部が塊茎状
本種と異なりつばを有する
本種と異なり外被膜が類膜状~綿毛状
本種と異なり担子胞子が楕円形で時に広楕円形~長形なのではなく球形~類球形