(仮訳)インドネシア産の新種、Amaurodon sumatranus
Miettinen, O. & Kõljalg, U. 2007. Amaurodon sumatranus (Thelephorales, Basidiomycota), a new species from Indonesia. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/286223638_Amaurodon_sumatranus_Thelephorales_Basidiomycota_a_new_species_from_Indonesia [Accessed March 28, 2019] 【R3-06077】2019/3/28投稿

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3行まとめ

インドネシア、スマトラ島の泥炭湿地林で採集された菌を検討し、Amaurodon sumatranusとして新種記載した。
本種は子実体が背着生のイボタケ型で、子実層托がターコイズ~緑色の針状、担子胞子が広楕円形疣状であることなどで特徴づけられた。
本種は熱帯アジアから初めて報告されたAmaurodon属菌となった。
Indonesia, Sumatra, Riau, Danau Pulau Besar / Danau Bawah Nature Reserve

(新種)

Amaurodon sumatranus Miettinen & Kõljalg
語源…スマトラの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amaurodon viridis
針のサイズがしばしば小型
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり熱帯ではなく温帯などに分布する
本種と異なりインドネシアではなくフィンランド、イタリア、ロシア、米国などに分布する
本種より針のサイズが通常小さい
本種と異なり担子胞子の平均幅が広い
本種より担子胞子のQ値平均が僅かに小さい
本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく類球形で腹面が常に凸形
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amaurodon aquicoeruleus
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドネシアではなくオーストラリアなどに分布する
本種と異なり子実層面が針状ではなく平滑または微細な小粒状
本種より担子胞子の幅が広い
本種より担子胞子のQ値平均が小さい
本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく類球形
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amaurodon hydnoides
顕微鏡的形質が非常に類似している
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子のQ値の範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドネシアではなくベネズエラなどに分布する
本種と異なり針が疎らではなく密
本種より針が長い
本種と異なり針が通常やや箆状なのではなく細長い円筒形
本種と異なり大きな菱形の結晶を豊富に含む
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される