(仮訳)アマゾン産スッポンタケ類:南米およびブラジルにおける新産種
Cabral, TS., Clement, CR. & Baseia, IG. 2015. Amazonian phalloids: New records for Brazil and South America. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2015/00000130/00000002/art00004 [Accessed January 19, 2019] 【R3-05872】2019/1/19投稿

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3行まとめ

ブラジル新産種としてLysurus arachnoideus、南米新産種としてPhallus cinnabarinusをそれぞれ報告した。
前者はブラジル、アマゾナス州の森林において糞に発生し、南米においては変種がスリナムで一度報告されたのみであった。
後者はブラジル、パラー州および仏領ギアナで採集され、菌網が明橙色、根状菌糸束が淡紫色~桃色であることなどで特徴づけられた。

(ブラジル新産種)

Lysurus arachnoideus (E. Fischer) Trierv.-Per. & Hosaka
イカタケ
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【よく似た種との区別】
Aseroë arachnoidea var. americana
本種と異なりブラジル、日本、アフリカ、タイ、中国、インドネシア、スリランカ、マレーシアではなくスリナムに分布する
本種と異なり腕が対になって生じる

(南米、ブラジル、仏領ギアナ新産種)

Phallus cinnabarinus (W.S. Lee) Kreisel
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【よく似た種との区別】
Phallus multicolor
本種と異なり菌網が朱赤色ではなくレモン色
本種と異なり托が朱赤色ではなく橙色
本種と根状菌糸束の色が異なる
本種より担子胞子のサイズが大きい