(仮訳)バハマの沿岸域に産したスコルピノンおよびカフェイン産生性の新属新種、Amorosia littoralis
Mantle, PG. et al., 2006. Amorosia littoralis gen. sp. nov., a new genus and species name for the scorpinone and caffeine-producing hyphomycete from the littoral zone in The Bahamas. Mycological Research. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0953756206002747 [Accessed February 25, 2020] 【R3-07085】2020/2/27投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

バハマの沿岸域で分離された暗色不完全糸状菌の一種を検討し、新属新種Amorosia littoralisとして記載した。
本種からは以前に新規化合物のスコルピノンが見出されたほか、カフェインも産生し、当初不稔と思われたため未同定となっていたが、のちに培養下で分生子形成が確認された。
本種はTrichocladium属菌に類似していたが分生子の形態が異なり、菌糸隔壁の超微細構造から担子菌でないことが示された。
Bahamas Islands, Crooked Island

(新種)

Amorosia littoralis Mantle & D. Hawksw.
語源…(属名)科学者のEmmanuel Ciprian Amoroso教授に献名/(種小名)沿岸の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Trichocladium spp.
本種と分生子の形状が異なる
本種と異なり分生子表面が平滑ではなく装飾を有する
本種と異なり分生子の隔壁数が3-4でない
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される