(仮訳)アミロイド性ではMycena pearsoniana種複合体を識別できない
Harder, CB., et al., 2012. Amyloidity is not diagnostic for species in the Mycena pearsoniana complex (Mycena sectio Calodontes). Mycological Progress …. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-011-0782-x [Accessed April 3, 2014].
【R3-00567】2014/04/03投稿

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3行まとめ

クヌギタケ属アカバシメジ節のMycena pearsonianaは、担子胞子の非アミロイド性で特徴づけられてきたが、弱いアミロイド性を示すこともあることが分かった。
また、ヨーロッパでM. pearsonianaと同定されてきた菌は、ITS領域に基づく分子系統解析で2つの系統に分かれ、それぞれに北米産の菌が含まれた。
本種のメキシコ産のタイプ標本は腐朽が進んでいたので、新たに北米産の、本来のタイプロカリティにできる限り地理的・気候的に近い地点で得られた標本をエピタイプ指定した。
USA, Tennessee, Blount County, Townsend, School-house Gap Trail, near Laural Gap Road

(その他掲載種)

Mycena pearsoniana Dennis ex Singer
※本種のエピタイプ標本を指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Mycena sp. (“Mycena pearsoniana 2″)
北米およびヨーロッパに分布する
担子胞子が非アミロイド~弱いアミロイド
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり襞の間隔が密ではなく中程度
本種と異なり柄の基部が暗褐色に変色する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される