(仮訳)捉えどころのない外生菌根菌が正体を現した:Pinus edulisと関係を持つGeopora属の1新種
Flores-Rentería, L. et al. 2014. An elusive ectomycorrhizal fungus reveals itself: a new species of Geopora (Pyronemataceae) associated with Pinus edulis. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.3852/13-263 [Accessed October 5, 2020] 【R3-07747】2020/10/5投稿

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3行まとめ

米国アリゾナ州のサンセットクレーターで採集された地下生菌の一種を検討し、Geopora pinyonensisとして新種記載した。
本種は2012年の夏のモンスーンに異常な降雨があった後に子実体を形成し、同属他種よりも子実体および子嚢胞子が小型であることなどで特徴づけられた。
本種のITSおよびnrLSU配列は従来Geopora RFLPタイプEとよばれていたものと100%の相同性を示した。
USA, Arizona, Flagstaff, Sunset Crater

(新種)

Geopora pinyonensis Flores-Rentería & Gehring
語源…宿主のPinus edulis(普通名ピニオン・パイン)にちなむ
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Geopora cercocarpi
子実体のサイズが類似している
子実層面の色が類似している
子嚢胞子のサイズが類似している
外被層の毛の長さが類似している
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実層面が黄灰色~淡褐色ではなく白色
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Geopora tolucana
子実体のサイズが類似している
子実層面の色が類似している
子嚢胞子のサイズが類似している
外被層の毛の長さが類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実層面が黄灰色~淡褐色ではなく白色
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される