(仮訳)中国南西部産の淡水生不完全糸状菌の新種、Anacraspedodidymum submersum
Zheng, H. et al., 2021. Anacraspedodidymum submersum sp. nov. (Chaetosphaeriaceae, Chaetosphaeriales), a new species of freshwater hyphomycetes from southwest China. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Avaialble at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.004650 [Accessed April 9, 2022] 【R3-09401】2022/4/9投稿

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3行まとめ

中国雲南省において小川に沈んだ腐朽葉から分離されたアナモルフ菌の一種を検討し、Anacraspedodidymum submersumとして新種記載した。
本種は分生子形成細胞がモノフィアライドでカラレットが漏斗形、分生子が無色球形または類球形で無隔壁であることなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でThozetella属菌に近縁であったが、両者は分生子のサイズや形状が明瞭に異なっていた。
中国雲南省思茅市小黒江森林公園

(新種)

Anacraspedodidymum submersum  Z.F. Yu & R.F. Castañeda-Ruiz
語源…水中の
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【よく似た種との区別】
Anacraspedodidymum aquaticum
分生子柄が分枝しない
分生子柄に隔壁を有する
分生子形成細胞が末端生
分生子形成細胞がモノフィアライドである
分生子形成細胞が分生子柄一体型である
分生子形成細胞のカラレットが漏斗形
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子が球形~類球形ではなくほとんどの場合楕円形、球形~倒卵状
本種と異なり分生子の装飾が不規則形または類網目状で粘質
Anacraspedodidymum hyalosporum
分生子柄が分枝しない
分生子柄に隔壁を有する
分生子形成細胞が末端生
分生子形成細胞がモノフィアライドである
分生子形成細胞が分生子柄一体型である
分生子形成細胞のカラレットが漏斗形
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく広楕円形~短円筒形
本種と異なり分生子の隔壁数が0ではなく1