(仮訳)中国北西部産の新種Anamylopsora altaica
Ahat, P., Tumur, A. & Guo, S-Y. 2019. Anamylopsora altaica sp. nov. from Northwestern China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2019/00000134/00000001/art00007 [Accessed April 7, 2019] 【R3-06106】2019/4/7投稿

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3行まとめ

中国、新疆のアルタイ山脈で採集された岩上生地衣の一種を検討し、Anamylopsora altaicaとして新種記載した。
本種は鱗片が密に重なり、子器が球形、子嚢が8胞子性で、子嚢胞子が無色であり、地衣成分としてプソロミン酸を含むことなどで特徴づけられた。
本種は近縁種のA. pulcherrimaとは地衣体の色や表面性状、子器の色や形状、地衣成分などが異なっていた。
中国新疆ウイグル自治区アルタイ山脈Hot Spring Valley森林公園

(新種)

Anamylopsora altaica Ahat, A. Abbas, S.Y. Guo & Tumur
語源…アルタイ(山脈)の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Anamylopsora pulcherrima
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくロシアなどに分布する
本種より高標高に分布する
本種と異なり花崗岩ではなく石灰岩または石灰質土壌などに発生する
本種と異なり地衣体の小鱗片が重なり合うという特徴を欠く
本種と異なり地衣体表面に光沢を有する
本種と異なり裂片が通常黄色
本種より地衣体の小鱗片上面に顕著な亀裂が生じる
本種と異なり子器が小鱗片の縁部に集中して密に分布するという特徴を欠く
本種と異なり子器が通常黒色
本種と異なり子器が球形でない
本種と異なり地衣成分としてアレクトリアル酸を含む
本種と異なり地衣成分としてプソロミン酸を含まない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Trapelia placodioides
本種より裂片のサイズが僅かに小さい
本種と異なり地衣体表面に粉霜を伴うのではなく平滑