2014年4月6日 (仮訳)メキシコ産の2種の新規アナモルフ菌、新属新種Anaselenosporella sylvaticaおよび新種Pseudoacrodictys aquatica Ruiz, RFC., et al., 2010. Anaselenosporella sylvatica gen. sp. nov. and Pseudoacrodictys aquatica sp. nov., two new anamorphic fungi from Mexico. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000112/00000001/art00011 [Accessed April 6, 2014]. 【R3-00580】2014/04/06投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ・ベラクルス州で植物の枯れ葉の上に見出された菌を、新属新種Anaselenosporella sylvaticaとして記載した。 また、同じベラクルス州で小川に沈んだ腐朽枝から見出された菌を、Pseudoacrodictys aquaticaとして新種記載した。 前者は分生子柄が褐色で二叉分岐し、鉤状に屈曲した針状の分生子を形成することなどで、後者は暗褐色~黒色、球形~不規則形の石垣状隔壁を持つ分生子を形成することなどで特徴づけられた。 6 km from Huatusco, “Las Cañadas”, Veracruz, Mexico (新種) Anaselenosporella sylvatica Heredia, R.F. Castaneda & R.M. Arias 語源…Selenosporella属に似た/森の(論文中では「野生の」とされている) 【よく似た種との区別】 Selenosporella spp. 分生子形成細胞がシンポジオ状に伸長する 本種と分生子柄の分枝様式が異なる 本種と異なり分生子形成細胞が密な集団を形成しない Selenosporopsis spp. 分生子形成細胞がシンポジオ状に伸長する 本種と分生子柄の分枝様式が異なる 本種と異なり分生子形成細胞が密な集団を形成しない “Los Tuxlas”, Estación de Biología, Veracruz, Mexico (新種) Pseudoacrodictys aquatica R.F. Castaneda, R.M. Arias & Heredia 語源…水生の 【よく似た種との区別】 Pseudoacrodictys deightonii 形態が一見類似している 分生子の基部に楔形の細胞を持つ 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子の形状が様々で、球形に近い形状ではなく不規則な洋独楽形~倒洋梨形などになる 本種と異なり分生子が周縁部の細胞が膨大、突出することにより房状になる Pseudoacrodictys dennisii 形態が一見類似している 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が球形に近い形状ではなく倒卵形~洋梨形で、しばしば頂端が平らになり、次端と側面が扁平になる 本種と異なり分生子の基部の細胞が楔形ではなく円筒形