(仮訳)インドの熱帯域に産したバイアニュラリア科の新属、Anupama
Anil Raj, KJ. et al., 2019. Anupama: a new genus of Biannulariaceae (Agaricales) from tropical India. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11557-019-01479-1 [Accessed April 1, 2020] 【R3-07188】2020/4/1投稿

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3行まとめ

インド、ケララ州においてタケのリターに生じた菌を検討し、新属新種Anupama indicaとして新種記載した。
本種は子実体がキシメジ型で地上生、傘が帯褐色無毛、襞が湾生し密、柄が橙灰色、担子胞子が無色平滑非アミロイド、縁シスチジアが豊富であり、菌糸にクランプを有することなどで特徴づけられた。
バイアニュラリア科菌類の属レベルの検索表を掲載した。
India, Kerala State, Malappuram District, Mayilanji Valavu

(新種)

Anupama indica K.N.A. Raj, K.P.D. Latha & Manim.
語源…(属名)サンスクリット語で「比類なき」(独自の系統をなすことから)/(種小名)インドの
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【よく似た種との区別】
Guyanagarika spp.
担子胞子が非アミロイド
担子胞子が非シアノフィリック
nrLSU+rpb2、ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなくガイアナなどに分布する
本種と異なり菌根菌とはみられていないのではなく外生菌根菌である
本種と異なり襞が湾生ではなくやや湾生
本種と異なり担子胞子が類球形、倒卵状、またはやや涙形なのではなく楕円形
本種と異なり側シスチジアを欠く
本種と異なり縁シスチジアを欠く
本種と異なり襞実質が並列型
本種と異なり傘表皮が毛状被
nrLSU+rpb2、ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される