(仮訳)アリゾナ州産腹菌類 (1):ホコリタケ科
Bates, ST., Roberson, RW. & Desjardin, DE., 2009. Arizona gasteroid fungi I: Lycoperdaceae (Agaricales, Basidiomycota). Fungal Diversity. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Dennis_Desjardin/publication/237198061_Arizona_gasteroid_fungi_I_Lycoperdaceae_(Agaricales_Basidiomycota)/links/00b7d52cd910d315ae000000.pdf [Accessed February 4, 2017].
【R3-03722】2017/02/04投稿

【お読みください】
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3行まとめ

米国アリゾナ州産ホコリタケ科腹菌類28種のモノグラフを報告した。
各種について記載文を掲載し、担子胞子などのSEM観察を行い、検索表を掲載した。
また、ホコリタケ科および類縁の42種を対象に、ITS領域に基づく分子系統解析を実施した。

(その他掲載種)

Bovista aestivalis (Bonord.) Demoulin
タマネギチャブクロ
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【よく似た種との区別】
Lycoperdon cf. dermoxanthum
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(容易に混同されうる)
根状菌糸束をしばしば有する
弾糸に多くの孔を有する
本種ほど内皮が褐色を帯びない
本種ほどグレバが褐色を帯びない
本種よりしばしば無性基部が発達する
本種より根状菌糸束の幅が狭い
本種より担子胞子のサイズが一様
本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく球形
本種と異なり担子胞子表面が平滑~粗面ではなく粗面~小疣状
本種と異なり弾糸が小さな孔を有する中間型(グレバ頂部にかけてホコリタケ型)ではなく全て小型~中型の孔を有するホコリタケ型
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bovista furfuracea
本種と異なり無性基部を欠く
本種ほど根状菌糸束が丈夫でない
本種より担子胞子表面が強く装飾に覆われる
本種より弾糸が脆い
本種と異なり弾糸に隔壁を有する
Vascellum texense
米国アリゾナ州に分布する
子実体のサイズが類似している
本種ほど外皮に永続性がない
本種と異なり弾糸を欠く
Bovista polymorpha
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bovista plumbea(シバフダンゴタケ)
米国アリゾナ州に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が球形ではなく卵状
本種と異なり弾糸がほとんどの場合中間型なのではなくシバフダンゴタケ型
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Holocotylon brandegeeanum
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりグレバが迷路状
本種と異なり弾糸を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Bovista plumbea Pers.
シバフダンゴタケ
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【よく似た種との区別】
Bovista aestivalis(シバフダンゴタケ)
米国アリゾナ州に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が卵状ではなく球形
本種と異なり弾糸がシバフダンゴタケ型ではなくほとんどの場合中間型
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bovista pila
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種と異なり担子胞子が卵状ではなく球形
本種と異なり担子胞子表面が平滑
本種と異なり担子胞子に短い柄を有することがある
Mycenastrum corium
米国アリゾナ州に分布する
弾糸が多数分枝する
本種より外皮が厚い
本種と異なり外皮が紙質~硬いではなく硬い
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が卵状ではなく球形
本種と異なり担子胞子表面が粗面ではなく疣状~網目状
本種と異なり担子胞子に柄を欠く
本種と異なり弾糸の分枝が長いのではなく短い
本種と異なり弾糸先端が先細りになるのではなく刺状
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Calvatia bicolor (Lév.) Kreisel
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【よく似た種との区別】
Calvatia aff. rugosa
米国アリゾナ州に分布する
担子胞子が球形
担子胞子表面が刺状
本種と異なり子実体が新鮮時黄変する
本種と異なり外皮が乾燥すると橙色に強く色づく
本種と異なり内皮が成熟した子実体でも永続するのではなく崩壊する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子の装飾が強い刺状ではなく刺状
Calvatia craniiformis
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(子実体が小型球形の際に混同のおそれがある)
担子胞子が球形
本種と異なり内皮が成熟した子実体において永続するのではなく崩壊する
本種と異なり無性基部が良好に発達する
本種と異なり担子胞子表面が強い刺状ではなく粗面
Mycenastrum corium
米国アリゾナ州に分布する
本種より内皮が厚い
本種と異なり胞子塊が通常より淡い褐色ではなく帯赤褐色~暗褐色
本種と異なり弾糸が多数分枝する
本種と異なり弾糸に明瞭な刺を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Calvatia booniana A.H. Sm.
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【よく似た種との区別】
Calvatia polygonia
米国に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり米国アリゾナ州ではなくコロラド州に分布する
本種と異なり担子胞子表面が強く装飾に覆われる
Calvatia sculpta
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種より子実体表面に顕著なピラミッド状の疣を有する
Calvatia subsculpta
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種と異なり弾糸がシバフダンゴタケ型
Calvatia pachyderma
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体頂部に大型の亀裂を生じる
本種と異なり外皮表面が無毛
本種と異なり外皮が厚い
本種と異なり外皮が硬い
本種より担子胞子が長い
本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく類球形~卵状
本種と異なり担子胞子表面が平滑~粗面ではなく平滑
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Calvatia craniiformis
米国アリゾナ州に分布する
本種より子実体のサイズが小さい
本種より外皮が薄い
本種と異なり外皮が不規則形の薄いパッチ状ではなく多角形または不規則形の厚いパッチ状に割れる
本種と異なり無性基部が欠くか痕跡的なのではなく有する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく球形
本種と異なり担子胞子表面が平滑~粗面ではなく粗面

(その他掲載種)

Calvatia craniiformis (Schwein.) Fr. ex De Toni
ノウタケ
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【よく似た種との区別】
Calvatia booniana
米国アリゾナ州に分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種より外皮が厚い
本種と異なり外皮が多角形または不規則形の厚いパッチ状ではなく不規則形の薄いパッチ状に割れる
本種と異なり無性基部を有するのではなく欠くか痕跡的
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が球形ではなく球形~類球形
本種と異なり担子胞子表面が粗面ではなく平滑~粗面
Calvatia cyathiformis(スミレホコリタケ)
米国アリゾナ州に分布する
子実体の外見が類似している
子実体が長く持続する
本種と異なりグレバがオリーブ褐色ではなく顕著な紫色
Calvatia aff. rugosa
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(子実体が褐色の時に混同のおそれがある)
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり外皮が新鮮時黄変する
本種と異なり担子胞子が帯褐黄色ではなくいくぶん無色
本種と異なり担子胞子が球形ではなく球形、類球形、卵状
本種と異なり担子胞子表面が粗面ではなく刺状
本種と異なり細毛体が帯褐黄色ではなくいくぶん無色
本種と外皮の組織構成が異なる
Handkea utriformis
形態的に類似している(混同のおそれがある)
グレバがオリーブ褐色
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種と異なり子実体がクレーター状に開く
本種と異なり弾糸に顕著な屈曲するスリットを有する
Calvatia pachyderma
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(子実体が丈夫なものが混同のおそれがある)
本種と異なり子実体頂部に垂直の亀裂が生じる
本種より外皮が脆くない
本種より外皮が厚い
本種と異なり担子胞子が球形ではなく類球形~卵状
本種と異なり担子胞子表面が粗面ではなく平滑
Calvatia bicolor
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(子実体が小型球形の際に混同のおそれがある)
担子胞子が球形
本種と異なり内皮が成熟した子実体において崩壊するのではなく永続
本種と異なり無性基部が良好に発達するという特徴を欠く
本種と異なり担子胞子表面が粗面ではなく強い刺状

(その他掲載種)

Calvatia cyathiformis (Bosc) Morgan
スミレホコリタケ
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【よく似た種との区別】
Calvatia craniiformis
米国アリゾナ州に分布する
子実体の外見が類似している
子実体が長く持続する
本種と異なりグレバが顕著な紫色ではなくオリーブ褐色
Calvatia fragilis(ムラサキチドメ)
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(同種とする意見もある)
胞子塊が紫色
担子胞子表面が疣状
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体基部がしばしば折り畳まれる
本種と異なり無性基部が顕著なのではなく欠くかまたは痕跡的
本種ほど担子胞子表面が疣状ではない
本種と弾糸の形態が異なる
本種より無性基部を構成する細胞が小型で密
本種と異なり無性基部を構成する細胞に色素を含まない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Calvatia cf. leiospora
米国アリゾナ州に分布する
胞子塊が紫色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり担子胞子表面が疣状ではなく微細な粗面
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Calvatia fragilis (Vittad.) Morgan
ムラサキチドメ
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【よく似た種との区別】
Calvatia cyathiformis(スミレホコリタケ)
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(同種とする意見もある)
胞子塊が紫色
担子胞子表面が疣状
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体基部がしばしば折り畳まれるという特徴を欠く
本種と異なり無性基部が欠くかまたは痕跡的なのではなく顕著
本種より担子胞子表面が疣状
本種と弾糸の形態が異なる
本種より無性基部を構成する細胞が大型で疎
本種と異なり無性基部を構成する細胞に色素を含む
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Calvatia cf. leiospora
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
子実体のサイズが類似している
胞子塊が紫色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子表面が疣状ではなく微細な粗面
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Calvatia cf. leiospora Morgan
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【よく似た種との区別】
Calvatia cyathiformis(スミレホコリタケ)
米国アリゾナ州に分布する
胞子塊が紫色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり担子胞子表面が微細な粗面ではなく疣状
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Calvatia fragilis(ムラサキチドメ)
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
子実体のサイズが類似している
胞子塊が紫色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子表面が微細な粗面ではなく疣状
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Calvatia pachyderma (Peck) Morgan
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【よく似た種との区別】
Calvatia craniiformis
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(子実体が丈夫なものが混同のおそれがある)
本種と異なり子実体頂部に垂直の亀裂が生じるという特徴を欠く
本種より外皮が脆い
本種より外皮が薄い
本種と異なり担子胞子が類球形~卵状ではなく球形
本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく粗面
Calvatia booniana
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり子実体頂部に大型の亀裂を生じるという特徴を欠く
本種と異なり外皮表面が無毛でない
本種と異なり外皮が薄い
本種と異なり外皮が硬くない
本種より担子胞子が短い
本種と異なり担子胞子が類球形~卵状ではなく球形~類球形
本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく平滑~粗面
Mycenastrum corium
米国アリゾナ州に分布する
内皮が子実体の頂部から垂直に裂ける
本種と異なり内皮が白色~類白色でない
本種と異なり胞子塊が成熟すると通常黄色~オリーブ黄色ではなく帯赤褐色~暗褐色
本種と異なり弾糸が多数分枝する
本種と異なり弾糸に明瞭な刺を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Calvatia aff. rugosa (Berk. & M.A. Curtis) D.A. Reid
イロガワリホコリタケ
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【よく似た種との区別】
Calvatia craniiformis
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(子実体が褐色の時に混同のおそれがある)
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり外皮が新鮮時黄変するという特徴を欠く
本種と異なり担子胞子がいくぶん無色ではなく帯褐黄色
本種と異なり担子胞子が球形、類球形、卵状ではなく球形
本種と異なり担子胞子表面が刺状ではなく粗面
本種と異なり細毛体がいくぶん無色ではなく帯褐黄色
本種と外皮の組織構成が異なる
Calvatia bicolor
米国アリゾナ州に分布する
担子胞子が球形
担子胞子表面が刺状
本種と異なり子実体が新鮮時黄変するという特徴を欠く
本種と異なり外皮が乾燥すると橙色に強く色づくという特徴を欠く
本種と異なり内皮が成熟した子実体で崩壊するのではなく永続する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子の装飾が刺状ではなく強い刺状

(その他掲載種)

Disciseda candida (Schwein.) Lloyd
ウスイロドングリタケ
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【よく似た種との区別】
Disciseda verrucosa
米国アリゾナ州に分布する
担子胞子が球形
担子胞子表面が疣状
本種と異なり内皮に網目模様を有するのではなくフェルト状~綿毛状の畝を有する
本種より担子胞子の直径が大きい
Disciseda cervina
米国アリゾナ州に分布する
子実体が小型
内皮が灰色
本種と異なり子実体基部に網目状の「スポンジ層」を有するという特徴を欠く
本種より担子胞子の最大長が長い
本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく球形
本種と異なり担子胞子表面が平滑~粗面ではなく疣状

(その他掲載種)

Disciseda cervina (Berk.) G.H. Cunningham
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【よく似た種との区別】
Disciseda candida(ウスイロドングリタケ)
米国アリゾナ州に分布する
子実体が小型
内皮が灰色
本種と異なり子実体基部に網目状の「スポンジ層」を有する
本種より担子胞子の最大長が短い
本種と異なり担子胞子が球形ではなく球形~類球形
本種と異なり担子胞子表面が疣状ではなく平滑~粗面
Disciseda anomala
子実体が小型
内皮が灰色
担子胞子表面が平滑~粗面
本種と異なり米国における分布が知られていない
本種と異なり子実体の孔が長縁毛状ではなく管状
本種と異なり担子胞子に柄を欠く

(その他掲載種)

Disciseda hyalothrix (Cooke & Massee) Hollós
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【よく似た種との区別】
Disciseda juglandiformis
担子胞子に長い柄を有する
担子胞子表面が疣状
本種と異なり米国ではなく南アフリカなどに分布する
本種と異なり外皮が暗褐色
本種と異なり担子胞子表面が粗い疣状
本種より担子胞子の柄が長い
Disciseda castanea
担子胞子に長い柄を有する
本種と異なり米国ではなく南アフリカなどに分布する
本種と異なり外皮が黒色
本種と異なり担子胞子表面が疣状ではなく平滑

(その他掲載種)

Disciseda verrucosa G. Cunn.
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【よく似た種との区別】
Disciseda candida(ウスイロドングリタケ)
米国アリゾナ州に分布する
担子胞子が球形
担子胞子表面が疣状
本種と異なり内皮にフェルト状~綿毛状の畝を有するのではなく網目模様を有する
本種より担子胞子の直径が小さい
Disciseda muelleri
担子胞子表面が疣状
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種と異なり内皮が白色~灰色ではなく褐色
本種より担子胞子のサイズが大きい
Disciseda bovista(ドングリタケ)
担子胞子表面が疣状
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種と異なり内皮が白色~灰色ではなく灰色
本種より担子胞子のサイズが小さい
Disciseda hypogaea
担子胞子表面が疣状
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種と異なり内皮が白色~灰色ではなく灰色
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子表面の疣が截断状

(その他掲載種)

Holocotylon brandegeeanum Lloyd
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【よく似た種との区別】
Arachnion album(シロクモノコタケ)
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種と異なりグレバが無数の小さな小塊粒からなる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bovista aestivalis(タマネギチャブクロ)
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なりグレバが迷路状でない
本種と異なり弾糸を有する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lycoperdon cf. dermoxanthum
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
子実体の外見が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりグレバが迷路状ではなく綿毛状
本種と異なり弾糸を有する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Vascellum texense
米国アリゾナ州に分布する
子実体の外見が類似している(混同のおそれがある)
本種と異なりグレバが迷路状でない
本種と異なり弾糸を有する

(その他掲載種)

Lycoperdon cf. dermoxanthum Vittad.
チビホコリタケ
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【よく似た種との区別】
Holocotylon brandegeeanum
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
子実体の外見が類似している
本種と異なりグレバが綿毛状ではなく迷路状
本種と異なり弾糸を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bovista aestivalis(タマネギチャブクロ)
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(容易に混同されうる)
根状菌糸束をしばしば有する
弾糸に多くの孔を有する
本種より内皮が褐色を帯びる
本種よりグレバが褐色を帯びる
本種ほどしばしば無性基部が発達しない
本種より根状菌糸束の幅が広い
本種ほど担子胞子のサイズが一様でない
本種と異なり担子胞子が球形ではなく球形~類球形
本種と異なり担子胞子表面が粗面~小疣状ではなく平滑~粗面
本種と異なり弾糸が全て小型~中型の孔を有するホコリタケ型なのではなく小さな孔を有する中間型(グレバ頂部にかけてホコリタケ型)
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Vascellum texense
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
子実体のサイズが類似している
本種ほど外皮に永続性がない
本種と異なり外皮が脆い
本種と異なり弾糸を欠く

(その他掲載種)

Lycoperdon lividum Pers.
キホコリタケ
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【よく似た種との区別】
Lycoperdon rimulatum(クロチャホコリタケ)
米国アリゾナ州に分布する
肉眼的形態が区別が非常に困難なほど類似している
外皮表面がいくぶん無毛
子実体に”water stain”が生じる
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子表面が粗面ではなく強い疣状
Lycoperdon pyriforme(タヌキノチャブクロ)
米国アリゾナ州に分布する
子実体が地上生のことがある
外皮表面がいくぶん無毛
本種と異なり通常腐朽材から発生する
本種と異なり弾糸に孔を欠く
本種より外皮の球形細胞のサイズが大きい
本種と異なり球形細胞が不規則形
本種と異なり外皮の球形細胞表面が刺状
本種と異なり弾糸に孔を有する

(その他掲載種)

Lycoperdon marginatum Vittad.
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【よく似た種との区別】
Vascellum intermedium
米国アリゾナ州に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが通常僅かに小さい
本種と異なり外皮表面が無毛
本種と異なり外皮が剥落する際のパッチのサイズが僅かに小さい
本種と異なり内皮が粒状でない
本種と異なり弾糸を欠く
本種より”paracapillitium”の数が多い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lycoperdon calvescens
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種と異なり外皮が褐色
本種と異なり外皮に幅の狭い刺を有する
本種と異なり刺が細胞内色素を含む大型の球形細胞からなる
Lycoperdon pulcherrimum
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり外皮表面にピラミッド状の疣ではなく細長い刺を有する
本種と異なり外皮の装飾がプレート状に剥落するのではなく個々に脱落する
本種と異なり担子胞子表面が疣状
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Lycoperdon molle Pers.
コゲホコリタケ
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【よく似た種との区別】
Lycoperdon atropurpureum(キクメホコリタケ)
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種より外皮の刺の数が多い
本種と異なり外皮の刺が直立する
本種と異なり外皮の刺が褐色
本種より根状菌糸束が太い
本種と異なり担子胞子表面の疣が円筒形截断状ではなく円錐形
本種と異なり弾糸が非常に厚壁
Lycoperdon mauryanum
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種より外皮の刺の数が多い
本種と異なり外皮の刺が直立する
本種と異なり外皮の刺が褐色
本種より根状菌糸束が太い
本種と異なり弾糸が非常に厚壁
Lycoperdon decipiens(タカネホコリタケ)
担子胞子表面が疣状
本種より外皮が密に刺に覆われる
本種より無性基部が退化的
本種と異なり外皮頂部の刺が星状
Lycoperdon umbrinum(ツブホコリタケ)
米国アリゾナ州に分布する
外皮の刺が細く短い
担子胞子が球形
弾糸に中型~大型の孔を有する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり外皮が全体的に内皮を覆うのではなく装飾の間が露出する
本種ほど外皮の装飾が密でない
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子表面が疣状ではなく粗面
本種と異なり担子胞子に小柄の名残をほとんどの場合伴わない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Lycoperdon perlatum Pers.
ホコリタケ
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【よく似た種との区別】
Lycoperdon nigrescens(クロホコリタケ)
形態的に類似している(ほぼ同一、混同のおそれがある)
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種より外皮の刺が一様
本種と異なり外皮の刺が褐色~黒色
本種と異なり外皮の刺がしばしば先端で融合する
本種と異なり担子胞子表面の疣が円錐形ではなく点状

(その他掲載種)

Lycoperdon pulcherrimum Berk. & M.A. Curtis
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【よく似た種との区別】
Lycoperdon echinatum(アラゲホコリタケ)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり内皮に顕著な網目模様がある
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lycoperdon americanum
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種と異なり内皮に顕著な網目模様がある
本種より担子胞子のサイズが小さい
Lycoperdon marginatum
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり外皮に細長い刺ではなくピラミッド状の疣を有する
本種と異なり外皮の装飾が個々に脱落するのではなくプレート状に剥落する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lycoperdon calvescens
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種より外皮の刺が短い
本種と異なり担子胞子表面が粗面~小刺状
本種と異なり外皮が細胞内色素を含む大型の球形細胞からなる

(その他掲載種)

Lycoperdon pyriforme Schaeff.
タヌキノチャブクロ
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【よく似た種との区別】
Morganella subincarnatum
材に生息する
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種と異なり外皮表面が小刺状~小疣状
本種と異なり点状の内皮が露出する
本種と異なり弾糸を欠く
Lycoperdon rimulatum(クロチャホコリタケ)
米国アリゾナ州に分布する
子実体が地上生のことがある
外皮がいくぶん無毛
本種と異なり通常材上生という特徴を欠く
本種と異なり担子胞子に装飾を有する
本種と異なり弾糸に孔を有する
本種より外皮の球形細胞のサイズが小さい
本種と異なり外皮の球形細胞表面が刺状でない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lycoperdon lividum(キホコリタケ)
米国アリゾナ州に分布する
子実体が地上生のことがある
外皮表面がいくぶん無毛
本種と異なり通常腐朽材から発生するという特徴を欠く
本種と異なり弾糸に孔を有する
本種より外皮の球形細胞のサイズが小さい
本種と異なり球形細胞が不規則形でない
本種と異なり外皮の球形細胞表面が刺状でない

(その他掲載種)

Lycoperdon rimulatum Peck
クロチャホコリタケ
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【よく似た種との区別】
Lycoperdon lividum(キホコリタケ)
米国アリゾナ州に分布する
肉眼的形態が区別が非常に困難なほど類似している
外皮表面がいくぶん無毛
子実体に”water stain”が生じる
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子表面が強い疣状ではなく粗面
Lycoperdon pyriforme(タヌキノチャブクロ)
米国アリゾナ州に分布する
子実体が地上生のことがある
外皮がいくぶん無毛
本種と異なり通常材上生
本種と異なり担子胞子に装飾を欠く
本種と異なり弾糸に孔を欠く
本種より外皮の球形細胞のサイズが大きい
本種と異なり外皮の球形細胞表面が刺状
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Lycoperdon umbrinum Pers.
ツブホコリタケ
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【よく似た種との区別】
Lycoperdon molle(コゲホコリタケ)
米国アリゾナ州に分布する
外皮の刺が細く短い
担子胞子が球形
弾糸に中型~大型の孔を有する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり外皮の装飾の間が露出するのではなく全体的に内皮を覆う
本種より外皮の装飾が密
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子表面が粗面ではなく疣状
本種と異なり担子胞子に小柄の名残をほとんどの場合伴わないのではなく伴う
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lycoperdon lambinonii
形態的に類似している(混同のおそれがある)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種と異なり担子胞子に小柄の名残を伴わない
本種と異なり弾糸に目立つ孔を有する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lycoperdon ericeaum
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい
本種より担子胞子の装飾が密
本種と異なり弾糸にやや弾力がある

(その他掲載種)

Mycenastrum corium (Guers.) Desv.
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【よく似た種との区別】
Calvatia pachyderma
米国アリゾナ州に分布する
内皮が子実体の頂部から垂直に裂ける
本種と異なり内皮が白色~類白色
本種と異なり胞子塊が成熟すると帯赤褐色~暗褐色ではなく通常黄色~オリーブ黄色
本種と異なり弾糸が多数分枝するという特徴を欠く
本種と異なり弾糸に明瞭な刺を有する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Calvatia bicolor
米国アリゾナ州に分布する
本種より内皮が薄い
本種と異なり胞子塊が帯赤褐色~暗褐色ではなく通常より淡い褐色
本種と異なり弾糸が多数分枝するという特徴を欠く
本種と異なり弾糸に明瞭な刺を有する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bovista plumbea(シバフダンゴタケ)
米国アリゾナ州に分布する
弾糸が多数分枝する
本種より外皮が薄い
本種と異なり外皮が硬いのではなく紙質~硬い
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が球形ではなく卵状
本種と異なり担子胞子表面が疣状~網目状ではなく粗面
本種と異なり担子胞子に柄を有する
本種と異なり弾糸の分枝が短いのではなく長い
本種と異なり弾糸先端が刺状ではなく先細りになる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Vascellum intermedium A.H. Sm.
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【よく似た種との区別】
Lycoperdon marginatum
米国アリゾナ州に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが通常僅かに大きい
本種と異なり外皮表面が無毛でない
本種と異なり外皮が剥落する際のパッチのサイズが僅かに大きい
本種と異なり内皮が粒状
本種と異なり弾糸を有する
本種より”paracapillitium”の数が少ない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Vascellum texense
米国アリゾナ州に分布する
担子胞子の表面が粗面
本種より子実体のサイズが通常小さい
本種より子実体が脆い
本種と異なり外皮表面が疣状ではなく皺状~微細な小疣状で下部がより顕著な小疣状~小刺状
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく球形

(その他掲載種)

Vascellum lloydianum A.H. Sm.
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【よく似た種との区別】
Vascellum pratense
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種より”diaphragm”が発達する
Lycoperdon calvescens
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり米国アリゾナ州における分布が知られていない
本種より外皮が装飾に覆われる
本種と異なり外皮が細胞内色素を含む大型の球形細胞からなる

(その他掲載種)

Vascellum texense A.H. Sm.
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【よく似た種との区別】
Vascellum intermedium
米国アリゾナ州に分布する
担子胞子の表面が粗面
本種より子実体のサイズが通常大きい
本種ほど子実体が脆くない
本種と異なり外皮表面が皺状~微細な小疣状で下部がより顕著な小疣状~小刺状なのではなく疣状
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が球形ではなく球形~類球形
Bovista aestivalis(タマネギチャブクロ)
米国アリゾナ州に分布する
子実体のサイズが類似している
本種より外皮に永続性がある
本種と異なり弾糸を有する
Lycoperdon cf. dermoxanthum
米国アリゾナ州に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
子実体のサイズが類似している
本種より外皮に永続性がある
本種と異なり外皮が脆くない
本種と異なり弾糸を有する
Holocotylon brandegeeanum
米国アリゾナ州に分布する
子実体の外見が類似している(混同のおそれがある)
本種と異なりグレバが迷路状
本種と異なり弾糸を欠く