(仮訳)中国産の新種Armillaria xiaocaobaensis
Peng, J-H. & Zhao, C-L. 2020. Armillaria xiaocaobaensis sp. nov. from China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2020/00000135/00000002/art00021 [Accessed February 13, 2022] 【R3-09237】2022/2/13投稿

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3行まとめ

中国雲南省において被子植物の幹に発生した菌を検討し、Armillaria xiaocaobaensisとして新種記載した。
本種は傘が橙黄色~帯桃褐色で条線~溝線を有し、膜質のつばを有し、担子胞子が僅かに厚壁で、菌糸に単純隔壁を有することなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析ではDesarmillaria属菌に近縁であったが、つばを有する点で異なっていた。
中国雲南省昭通市彝良県小草壩郷

(新種)

Armillaria xiaocaobaensis Jia H. Peng & C.L. Zhao
語源…小草壩産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Armillaria altimontana
TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が橙黄色~帯桃褐色ではなく帯赤褐色
本種と異なり傘表面にクリーム色の鱗片と短い繊維を有する
本種と異なり傘表面に条線~溝線を欠く
本種と異なり柄が中心生でない
本種と異なりつばが膜質でない
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が楕円形でない
本種と異なり担子胞子が僅かに厚壁ではなく厚壁
TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Armillaria calvescens
TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘表面に鱗片および繊維を有する
本種より担子胞子のサイズが大きい
TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Armillaria cepistipes(クロゲナラタケ)
TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が橙黄色~帯桃褐色ではなく黄褐色~褐黄色
本種より柄が長い
本種より担子器のサイズが大きい
TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Armillaria gallica
TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が橙黄色~帯桃褐色ではなく帯桃褐色~暗褐色
本種と異なり傘表面に長い繊維状鱗片を有する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく扁桃形~楕円形
TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Armillaria nabsnona(ヤチナラタケ)
TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘に吸水性を有する
本種と異なり肉が白色
本種より担子胞子のサイズが大きい
TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される