(仮訳)Orbilia属菌由来のアナモルフの新種、Arthrobotrys nonseptata
Li, S-F. et al., 2009. Arthrobotrys nonseptata, a new anamorph from an Orbilia species. Mycotaxon. Available at: https://doi.org/10.5248/109.247 [Accessed November 12, 2018] 【R3-05666】2018/11/12投稿

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3行まとめ

中国雲南省において未同定のOrbilia属菌から分離されたアナモルフ菌の一種を検討し、Arthrobotrys nonseptataとして新種記載した。
本種は分生子柄が分枝せず、分生子が卵状~長楕円形で隔壁を欠くことなどで特徴づけられた。
本種は線虫の存在下で三次元的な吸着性の網目構造を形成した。
中国雲南省玉渓市易門県大龍口

(新種)

Arthrobotrys nonseptata Z.F. Yu, S.F. Li & K.Q. Zhang
語源…無隔壁の(分生子の隔壁数から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Arthrobotrys anomala
線虫捕食菌である
分生子形成細胞の小歯が短い
三次元的な吸着性網目状の線虫捕捉構造を形成する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる)
本種より分生子柄が短い
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子が長楕円形ではなく長楕円形~円筒形
本種と異なり分生子の隔壁数が0ではなく0(-1)
Arthrobotrys amerospora
線虫捕食菌である
分生子形成細胞の小歯が短い
分生子に隔壁を欠く
三次元的な吸着性網目状の線虫捕捉構造を形成する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる)
本種より分生子柄が長い
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が長楕円形ではなく倒卵状
Arthrobotrys botryospora
線虫捕食菌である
分生子形成細胞の小歯が短い
三次元的な吸着性網目状の線虫捕捉構造を形成する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる)
本種より分生子柄が長い
本種と異なり分生子が長楕円形ではなく楕円形
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子の隔壁数が0ではなく0(-1)
Arthrobotrys yunnanensis
線虫捕食菌である
Orbilia属菌の子嚢胞子から分離される
分生子の形状が類似している
三次元的な吸着性網目状の線虫捕捉構造を形成する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる)
本種より分生子柄が長い
本種と異なり分生子形成細胞の小歯が短いのではなく長い
本種と異なり分生子が長楕円形ではなく長楕円形、楕円状円筒形、または棍棒形
本種と異なり分生子の隔壁数が0ではなく0(-1)