(仮訳)イベリア半島産アセラリア目菌類
Valle, LG. 2006. Asellariales (Trichomycetes) from the Iberian Peninsula. Fungal Diversity. Available at: http://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/21-12.pdf [Accessed January 3, 2020] 【R3-06920】2020/1/3投稿

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3行まとめ

ワラジムシの一種、Trichoniscus pusillusの後腸に見出された菌を検討し、Asellaria saeziiとして新種記載した。
また、A. grameneiA. ligiae、およびOrchesellaria mauguioiの3種をイベリア半島新産種として報告した。
これらの新産種はそれぞれミズムシ科、フナムシ科、トビムシ類を宿主としていた。
Spain, Barcelona, El Brull, near La Castanya stream

(新種)

Asellaria saezii L.G. Valle
語源…植物学者のLlorenç Sáez氏に献名
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【よく似た種との区別】
Asellaria gramenei
スペインに分布する
等脚類を宿主とする
宿主の腸内に生息する
本種と異なりTrichoniscus pusillusではなくProasellus coxalisなどを宿主とする
本種より菌体の主軸の幅が広い
本種と異なり菌体の主軸と枝の菌糸の直径が顕著に異なるのではなく同等
本種と菌体の分枝様式が異なる
本種より分節胞子が長い
本種より基部細胞が短い
本種と異なり基部細胞が鐘形~類円形

(イベリア半島、スペイン新産種)

Asellaria gramenei Tuzet & Manier
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【よく似た種との区別】
Asellaria ligiae
スペインに分布する
等脚類を宿主とする
宿主の腸内に生息する
本種より菌体の主軸の幅が広い
本種より分節胞子が短い
本種より分節胞子の幅が広い
本種より基部細胞の幅が広い
本種と異なり基部細胞の長さが幅より大きいのではなく幅が長さより大きいか同等
本種と基部細胞の形状が異なる
Asellaria saezii
スペインに分布する
等脚類を宿主とする
宿主の腸内に生息する
本種と異なりProasellus coxalisではなくTrichoniscus pusillusなどを宿主とする
本種より菌体の主軸の幅が狭い
本種と異なり菌体の主軸と枝の菌糸の直径が同等ではなく顕著に異なる
本種と菌体の分枝様式が異なる
本種より分節胞子が短い
本種より基部細胞が長い
本種と異なり基部細胞が鐘形~類円形でない

(イベリア半島、スペイン新産種)

Asellaria ligiae Tuzet & Manier
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【よく似た種との区別】
Asellaria gramenei
スペインに分布する
等脚類を宿主とする
宿主の腸内に生息する
本種より菌体の主軸の幅が狭い
本種より分節胞子が長い
本種より分節胞子の幅が狭い
本種より基部細胞の幅が狭い
本種と異なり基部細胞の長さが幅が長さより大きいか同等なのではなく幅より大きい
本種と基部細胞の形状が異なる

(イベリア半島、スペイン新産種)

Orchesellaria mauguioi Manier
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