2020年7月15日 (仮訳)エジプト、ワディエルナトルーンのアルカリ性水から分離されたCircumdati節の新種、Aspergillus curvatus Al-Bedak, OA. et al., 2020. Aspergillus curvatus, a new species in section Circumdati isolated from an alkaline water of Lake Khadra in Wadi-El-Natron, Egypt. Asian Journal of Mycology. Available at: https://asianjournalofmycology.org/pdf/AJOM_3_1_7.pdf [Accessed July 15, 2020] 【R3-07502】2020/7/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ エジプトの池沼において水試料から分離された菌を検討し、Aspergillus curvatusとして新種記載した。 本種は形態形質および分子系統解析の結果からCircumdati節に含まれた。 本種は同節他種と異なり分生子柄が強く屈曲することなどで特徴づけられた。 Egypt, Behira Governorate, Wadi-El-Natron, Lake Khadra (新種) Aspergillus curvatus Al-Bedak OA & Moubasher AH 語源…屈曲状の(分生子柄の形状から) 【よく似た種との区別】 Aspergillus ochraceopetaliformis 分生子柄が粗面 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子表面が平滑 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコロニー上の胞子が橙灰色、暗ブロンド色~帯黄褐色ではなく鈍黄色~オリーブ褐色~褐色 本種と異なり菌核を有する 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子柄の色が褐色ではなく無色~黄色~褐色 本種と異なり分生子柄が強く屈曲するという特徴を欠く 本種より頂嚢のサイズが大きい 本種と異なり頂嚢の形状が球形~類球形ではなく球形~洋梨形 本種よりメトレの最大長が長い 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく球形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus pulvericola 分生子柄が粗面 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子表面が平滑 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコロニー上の胞子が橙灰色、暗ブロンド色~帯黄褐色ではなく帯黄白色 本種と異なり菌核を有する 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子柄の色が褐色ではなく無色~褐色 本種と異なり分生子柄が強く屈曲するという特徴を欠く 本種より頂嚢の最大サイズが大きい 本種と異なり頂嚢の形状が球形~類球形ではなく球形 本種よりメトレが短い 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく球形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus insulicola 菌核を欠く 分生子柄が粗面 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が球形~類球形 分生子表面が平滑 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコロニー上の胞子が橙灰色、暗ブロンド色~帯黄褐色ではなく淡橙色~帯灰橙色 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子柄の色が褐色ではなく無色~黄色~褐色 本種と異なり分生子柄が強く屈曲するという特徴を欠く 本種より頂嚢の最大サイズが大きい 本種と異なり頂嚢の形状が球形~類球形ではなく球形 本種よりメトレが短い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus flocculosus 分生子柄が粗面 分生子のサイズの範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコロニー上の胞子が橙灰色、暗ブロンド色~帯黄褐色ではなく鈍黄色~帯灰黄色 本種と異なり菌核を有する 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子柄の色が褐色ではなく淡褐色 本種と異なり分生子柄が強く屈曲するという特徴を欠く 本種より頂嚢の最大サイズが大きい 本種と異なり頂嚢の形状が球形~類球形ではなく球形~洋梨形 本種よりメトレの最大長が長い 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく球形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus ochraceus 頂嚢の形状が球形~類球形 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が球形~類球形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコロニー上の胞子が橙灰色、暗ブロンド色~帯黄褐色ではなく”warm buff”~肉桂黄褐色 本種と異なり菌核を有する 本種より分生子柄のサイズが大きい 本種と異なり分生子柄が強く屈曲するという特徴を欠く 本種より頂嚢のサイズが大きい 本種よりメトレが長い 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく微細な粗面 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus sclerotiorum 分生子のサイズの範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコロニー上の胞子が橙灰色、暗ブロンド色~帯黄褐色ではなく淡黄色 本種と異なり菌核を有する 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子柄が強く屈曲するという特徴を欠く 本種より頂嚢の最大サイズが大きい 本種よりメトレが短い 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく球形 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく平滑~微細な粗面 Aspergillus auricomus 分生子柄が粗面 分生子表面が平滑 メトレの長さの範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコロニー上の胞子が橙灰色、暗ブロンド色~帯黄褐色ではなく黄金色~橙黄色 本種と異なり菌核を有する 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子柄の色が褐色ではなく無色~暗褐色 本種と異なり分生子柄が強く屈曲するという特徴を欠く 本種より頂嚢のサイズが大きい 本種より分生子が長い