(仮訳)ボツワナ、グクウィハバ洞窟におけるAspergillus属菌の多様性および1新種の記載
Visagie, CM., Goodwell, M. & Nkwe, DO. 2021. Aspergillus diversity from the Gcwihaba Cave in Botswana and description of one new species. Fungal Systematics and Evolution. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/wfbi/fuse/pre-prints/content-f7_fuse_vol8_art7 [Accessed September 23, 2021] 【R3-08807】2021/9/23投稿

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3行まとめ

ボツワナの洞窟における菌類の多様性調査で分離されたAspergillus属81菌株を検討し、8節19種を同定した。
そのうち、コウモリのグアノに汚染された土壌から分離された菌をA. okavangoensisとして新種記載した。
本種はFlavipedes節に含まれ、A. iizukaeに形態的にも系統的にも近縁であったが、ヒューレ細胞の有無やコロニーの生長速度などが異なっていた。
Botswana, Gcwihaba Cave

(新種)

Aspergillus okavangoensis Visagie & Nkwe
語源…オカバンゴ(・デルタ)産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Aspergillus iizukae
頂嚢の幅が20 μmを超える
BenA+CaM+ITS+RPB2BenACaMRPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりヒューレ細胞を有する
本種よりCYA37°Cでの生長が僅かに速い
本種よりCREA培地での生長が僅かに速い
BenA+CaM+ITS+RPB2BenACaMRPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される