(仮訳)コートジボワール産のアフラトキシンを産生する新種、Aspergillus korhogoensis
Carvajal-Campos, A. et al., 2017. Aspergillus korhogoensis, a Novel Aflatoxin Producing Species from the Côte d’Ivoire. Toxins. Available at: https://www.mdpi.com/2072-6651/9/11/353 [Accessed March 4, 2019] 【R3-06005】2019/3/4投稿

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3行まとめ

コートジボワールにおいてピーナッツおよびピーナッツペーストの汚染に関与するコウジカビ属Flavi節菌を検討した。
PreAPreB、およびPpgA遺伝子を含む9つの遺伝子領域を用いて分子系統解析を実施し、分離された菌をAspergillus korhogoensisとして新種記載した。
本種はアフラトキシンBおよびG類、アスペルギリン酸、シクロピアゾン酸などのマイコトキシンおよび二次代謝産物を産生した。
Côte d’Ivoire, Gbandokaha

(新種)

Aspergillus korhogoensis A. Carvajal-Campos, A.L. Manizan, S. Tadrist, D.K. Akaki, R. Koffi-Nevry, G.G. Moore, S.O. Fapohunda, S. Bailly, D. Montet, I.P. Oswald, S. Lorber, C. Brabet & O. Puel
語源…コロゴ産の
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【よく似た種との区別】
Aspergillus parvisclerotigenus
コートジボワールに分布する
同じピーナッツから分離される
ITS+benA+cmdA+mcm7+amdS+rpb1+preB+ppgA+preAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりベニン、ナイジェリアなどにおける分布が知られている
本種と異なりキャッサバ、森林土壌などから分離される
本種より菌核が比較的大きい
本種と異なりMEAおよびMS培地でのリバースが橙色ではなくクリーム色
本種と異なりAFPA培地でほとんど分生子を生じないのではなく豊富に生じる
本種と異なりAFPA培地でのコロニーが疎らな気生菌糸を形成するのではなく軽度~高度に羊毛状
本種と異なりAFPA培地において菌核を疎らではなく豊富に形成する
本種よりMEAおよびCYA25°Cでの生長が遅い
本種よりMEA42°Cの生長が速い
本種と異なりA-30461(アスピロクロリン)を産生する
本種と異なりアフラビニン類、アスパラゾン類、およびレポリンBを産生しない
ITS+benA+cmdA+mcm7+amdS+rpb1+preB+ppgA+preAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される