2019年6月16日 （仮訳）タイにおいて海生の海綿から分離された新種、Aspergillus similanensis Dethoup, T. et al., 2016. Aspergillus similanensis sp. nov. from a marine sponge in Thailand. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2016/00000131/00000001/art00003 [Accessed June 15, 2019] 【R3-06315】2019/6/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ タイ、パンガー県のサンゴ礁において海綿から分離された菌を検討し、Aspergillus similanensisとして新種記載した。 本種は子嚢胞子表面が微細な網目状で、赤道面に2列の鶏冠状隆起を有することなどで特徴づけられた。 また、本種はMEA培地でのコロニーが帯黄色であり、CzA培地での生長が著しく制限された。 Thailand, Phangnga Province, Similan Island （新種） Aspergillus similanensis Dethoup 語源…シミラン（島）産の 【よく似た種との区別】 Aspergillus huiyaniae 子嚢胞子の凸面の装飾が不規則な畝状～僅かに網目状 β-チューブリンおよびカルモジュリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり海綿ではなく土壌などから分離される 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種とCzA培地における生長速度が異なる 本種とCzA培地におけるコロニーの色が異なる 本種とCzA培地における生長速度が異なる β-チューブリンおよびカルモジュリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus pernambucoensis 子嚢胞子の凸面の装飾が不規則な畝状～僅かに網目状 β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり海綿ではなく土壌などから分離される 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種とCzA培地における生長速度が異なる 本種とCzA培地におけるコロニーの色が異なる 本種とCzA培地における生長速度が異なる β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neosartorya sublevispora β-チューブリンおよびカルモジュリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子の装飾が微細な網目状および2つのよく分離した鶏冠状隆起ではなく規則的な微小管状で2つの鶏冠状隆起が密着する β-チューブリンおよびカルモジュリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neosartorya fennelliae β-チューブリンおよびカルモジュリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりホモタリックではなくヘテロタリックである β-チューブリンおよびカルモジュリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される